古典的自由主義者のささやき経済の問題は、一見複雑で難しそうに見えますが、このブログでは、経済学の予備知識を用いずに、日常の身の回りの体験から出発して経済のからくりを理解することを目指します。 仲買いとは、ある物を売ろうとしている人からそれを買い取って、自分でその物を消費せずに、その物を買おうとしている別の人に転売することを生業にしている人のことです。社会では多くの物が生産され消費されていますが、消費者が生産者から直接物を購入することはあまりありません。つまり、社会で生産される殆んどの物は、仲買いを経て生産者から消費者に届けられています。 もちろん仲買いは売買の仲介を無料で行うわけではありません。生産者と消費者の間に仲買いが介在した場合には、生産者からみれば、自分が仲買いから受け取る金額は消費者が商品に支払う金額よりも少ないことになるし、また消費者からみれば、生産者が受け取るよりも余分の金額