安倍晋三元首相が銃撃され7月8日に亡くなった。国民の大多数は、理不尽な暴力を憎み、安倍氏の死を悲しんでいる。ところが、「安倍はカルト宗教と批判される統一教会の関係者である」「その恨みで銃撃された」と強調し、その死を「自業自得」と印象付けようという人々や政治勢力の動きがある。これは事実からずれるし、安倍氏を死しても侮辱する、とても卑劣で恥ずかしい行為だ。 ◆妄想による逆恨みが原因 分かっている事を確認してみよう。実行した山上徹也容疑者は、警察発表によれば「安倍氏の政治的信条が理由ではない」「宗教団体の幹部をねらったが失敗したので安倍氏をねらった」等と供述している。 その宗教団体は統一教会(世界平和統一家庭連合)である。この団体は信者から高額な布施を集め、かつて社会問題になった。ただし未確認情報だが、今は信者6万人程度の小規模組織で、活動もそれほど目立たない。41歳の山上容疑者は、母親がそこに
![「安倍はカルト」批判の卑劣と誤り | 令和電子瓦版](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/123022ed2797a6ec929a60987649e6ec50168f63/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Freiwa-kawaraban.com%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F07%2FB.jpg)