エクサスケールコンピュータを目指したナショナル・フラグシップ・スーパーコンピュータの開発は米国、EU,中国、日本を中心に熾烈な競争が続いている。そこで得られる価値は何だろうか?計算した結果で何が得られたかだけなのか?1月24日に東京で開催された富岳の成果普及のための「富岳 EXPANDS」と題したシンポジウムにおいて、松岡聡センター長は、「富岳の価値はハードウェアだけではなく、アプリケーションを含むソフトウェアソリューションを含んだすべてなのです。」と述べ、その価値を拡大するためにAWS上に「バーチャル富岳」を構築する計画を発表した。 「富岳は最先端のサイエンスを追求する成果創出プログラムだけでも30近くあります。そのひとつひとつのプロジェクトが非常に素晴らしい成果をあげており、今日はそのサンプルみたいな例を紹介しました。例えば気象庁では富岳によって線状降水帯の研究がものすごく進んだそうで
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