1995年に誕生したJavaScriptは、30年が経過した現在もなお、インターネットを支える技術の主役であり続けている。Webサイト制作のための軽量なスクリプト言語として登場したJavaScriptは、その後、サーバサイドやモバイルアプリ、デスクトップアプリ、さらには組み込みシステムへと活用の幅を広げてきた。技術のはやり廃りが激しいIT業界において、これほど長期間にわたり第一線で使われ続ける言語は、まれな存在だ。 インターネット黎明(れいめい)期には、覇権を争う「Webブラウザ戦争」が幾度となく繰り広げられた。その中でJavaScriptを武器に一時代を築いたWebブラウザ「Netscape」は、2008年にその歴史に幕を下ろした。だが、開発元の栄枯盛衰とは裏腹に、JavaScriptそのものは淘汰(とうた)されることなく生き残り、むしろ進化を続けてきた。 なぜJavaScriptだけが

