「労働なき富」にやじ集中=施政方針演説 「労働なき富」にやじ集中=施政方針演説 「理念なき政治、労働なき富…」。鳩山由紀夫首相が29日の施政方針演説でインド独立の父、マハトマ・ガンジーの「七つの社会的大罪」を引用して発言した際、野党側が一斉に「おまえのことじゃないか」「税金払え」などとやじを飛ばし、衆参両院本会議場は騒然となった。 首相は偽装献金事件で実母から多額の資金提供を受け、昨年12月下旬に約5億7500万円の贈与税を納めたばかり。このため、「労働なき富」を盛り込むことに「母親の贈与を想起させる」と閣僚からも官邸内からも反対の声が出たが、首相は気にしなかったという。ただ、お金に恵まれる首相はやじの集中砲火を浴びる結果となった。(2010/01/29-17:19)