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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (35)

  • 中国の新しい戦略 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は午前中は激しい雨が降りながら、午後はすっかり晴れて快晴に。 さて、先日のことですが、ウォルトが参考になるブログのエントリーを書いておりましたのでこの要約を。 ========= China's new strategy Posted By Stephen M. Walt Monday, April 26, 2010 - 9:27 AM ●過去15年くらい常に話題になっているのは、米中が衝突するかどうか、ということだ。 ●たとえばリアリストたちは中国が経済的に力をつけてくれば、米中が安全保障をめぐる争いに出ることが確実であると論じている。 ●そしてもう一方の人々(ほぼリベラルたち)は、経済の相互依存状態の実現や、中国がいくつもの国際制度に参加して「社会化」することによってトラブルは避けられるようになると考えている(ビル・クリントンが中国をWTOに参加させた論理はこれだった)。 ●

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    pasta090 2010/04/30
  • ギリシャ危機の「地政学」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は午前中に雨が降っておりましたが、昼すぎからスッキリと晴れて気温も上がっております。 さて、最近ブログでは何かと話題のカプランの記事を。 ヨーロッパの地理の影響を分析しております。うーん、地政学です(笑 ======================================== For Greece’s Economy, Geography Was Destiny By ROBERT D. KAPLAN Stockbridge, Mass. ●ギリシャの財政危機では、経済面の原因ばかりが強調されている。ところがこの危機には誰も今まで指摘しなかった、宿命的な原因がある。それは「地理」だ。 ●ギリシャというのは歴史的に地中海とバルカン半島というあまり発展していなかった地域の重なったところであり、これが政治的・経済的に大きな意味を持っているのだ。 ●ヨーロッパ北部の国々にとって

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    pasta090 2010/04/30
  • 真珠の首飾り戦略:離れた真珠 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は朝から曇っており、昼過ぎから雨が降りました。 明日は学会で発表があるのですが、レジメ作りはさっさと終えて、今は次に出るのゲラ直しをしております。なかなか終わらないので出版社に迷惑かけっぱなしですが(苦笑 さて、今日はアメリカのネオコン系のシンクタンクであるAEIの研究員による「真珠の首飾り」戦略のネタを。 ================== China and the Lost Pearls By Michael Mazza ●日韓国にとって過去十年間は厳しいものだった。北朝鮮はミサイルを発射して核開発計画を実行し、中共陸軍は急速に近代化し、中国海軍は積極的な動きを始めたからだ。 ●これはアメリカの同盟国である彼らにとって冷戦終結後の最大の脅威だが、この事態はさらに悪化するだろう。 ●中国のある会社は日海に面した北朝鮮の羅津港の桟橋を再建しており、まずは今後10年間借

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    pasta090 2010/04/26
  • 谷垣さんの「地政学」発言 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はよく晴れまして、気温もぐんぐん上昇。完全に初夏の陽気でした。 昨日でとりあえず三連続の講演ツアー(?)を終えてまた山梨に帰ってきました。こういう風に田舎と都会を往復する生活はなかなかいいもんです。イギリスの場合は完全に「田舎だけ」という感じですから(苦笑 さて、普天間基地問題に関しての今日の党首対決で、自民党の谷垣さんが珍しく「地政学」という言葉を連発しておりましたので、この発言の部分をメモ代わりに引用しておきます。 ======= 在沖縄米海兵隊「地政学的な位置が重要」 (中略) 谷垣氏「あのー、沖縄海兵隊の持っている意味について、ずいぶん今のご理解はですね、偏った理解といいますか、中途半端なご理解だと私は考えます。あのー、沖縄の海兵隊、海兵隊の任務はですね、海外有事の際に真っ先に、その、駆けつけて、そして非戦闘員の救出であるとか、あるいは活動拠点を確保する。こういう任務を負

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    pasta090 2010/04/22
  • 地政学を英国で学ぶ : その人の「運」をおおまかに見分ける方法

    ↑新刊:悪の論理↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日の甲州はよく晴れまして、気温もけっこう上がって汗ばむ陽気でした。 さて、アイスランドの噴火という「地理」が世界の経済と「政治」に影響を及ぼしつつある、いわゆる「地政学的」な状況が発生しつつある今日この頃ですが、ここではそういう状況とは全く関係なく(笑)、久々に横綱論の話をひとつ。 私が家元となっている「横綱論」なんですが、一応の前提としては「顔」というか「人相」から見て判断しております。 ただしそこに行き着くまで、私は顔だけでなく、その人物の他の要素もあわせて色々見ることによって自分の判断力を鍛えて来たという経緯があります。 その時に一番役に立ったのが、なんといってもその人の「言動」です。つまり、その人の「言っていること」ですね。 これは人の運を判断したいと考えている初心者の方には一番簡単な見分けかたとなるのかも知れません

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    pasta090 2010/04/21
    人を呪わば穴二つ、ってことですな。反省。
  • 自衛艦に異常接近 | 地政学を英国で学んだ

    やっぱりこれ、当だったみたいですね。 ========= 解放軍ヘリが日自衛艦に異常接近、中国では「よくやった!」多数 2010/04/14(水) 15:33 中国海軍艦船から飛び立ったとみられるヘリコプターが監視していた自衛隊の護衛官に水平距離90メートル、高度差30メートルまで接近した件で、中国では自国軍を賞賛する声が相次いだ。中国艦隊は通常動力のキロ級潜水艦2隻を含む10隻で、8日には沖縄島と宮古島の間の公海上を南に向けて通過した。 同記事を掲載した環球網には、自国軍の行為を賞賛し、日を非難する書き込みが相次いだ。開戦すべしという、極端な意見もある。 ヘリコプターを日艦隊に異常なまでに接近させたことへの疑問視はみられない。操縦士をたたえたり、中国艦隊を追跡・監視していた日側の責任とする意見も目立つ。 軍事力を見せつければ武器輸出につながると、経済効果を主張する書き込みもあ

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    pasta090 2010/04/16
  • 中国の「国防動員法」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は曇りがちの肌寒い一日でしたが、とりあえず連日の寒さのピークは越えたような気がします。夜にはけっこう暖かくなりました。 さて、日ではあまり分析されていない中国の「国家防衛動員法」のネタを。 アメリカにいる中国系の人の分析なんですが、官民一体となったその取り組みが与える影響、みたいなところを考察しております。 ============================== Is There Still a Need for War Time Mobilization? China Thinks So Published on March 29, 2010 by Dean Cheng ●中国共産党の全国人民代表大会(全人代)であまり注目されなかった事実としてあるのは、「国防動員法」の制定である。 ●通常型の紛争が数日から数週間で終結するように計画される現代において、中国がこのような長

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    pasta090 2010/04/06
    西側との決定的な違いは内戦に対する危機感なんだろうな。
  • ブキャナンの「民主制度拡大反対論」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はよく晴れまして、気温もぐんぐん上昇しました。完全に春を通り越して、午後にはまるで初夏のような雰囲気に。明日で「春分」ですから、時の流れるのは当に速い。 さて、久々にアメリカの言論人の意見を。 パット・ブキャナンといえば、知る人ぞ知るアメリカの保守派の言論人ですが、この人がアメリカの「民主制度を世界に拡大する」という政策の矛盾をついた興味深いコラムを書いております。これって、ネオコンに対する強烈な当てつけともいえますな(笑) 彼の論点は、あくまでも「国益を守ること」にあることを念頭に置きながら読むと、色々な気づきがあります。 ======== The God That's Falling by Pat Buchanan ●先日のことだが、FT紙のコラムニストであるギデオン・ラックマンが「アメリカは自由世界を失いつつある」というショッキングなタイトルのコラムを書いていた。 ●その

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    pasta090 2010/03/22
    身も蓋もない言い方をすれば、民主主義や資本主義はこれまで戦争に勝ち残ってきたからその地位を占めてるんであって、それだけ強い仕組みであるとも言えよう。
  • 地政学を英国で学ぶ : SMとリアリズム

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    pasta090 2010/03/10
    火力重視か機動重視か、とは別の話なのかな?
  • 地政学を英国で学ぶ : バックパッシングの応用:その1

    今日のイギリス南部もすっきり晴れましたが、朝方ものすごい霧がでまして、10メートル先がよく見えないほどすごい状態でした。相変わらず寒いです。 ミアシャイマーの翻訳作業が終了しまして、現在は訳者あとがきの解説みたいなものを書いているのですが、つくづくミアシャイマーの提案した「バック・パッシング」というアイディアは応用の利くものなので、ちょっとこの概念を使って現在の国際情勢に当てはめて遊んでみようと思っております。 この概念をうまく使って論じているのが国際戦略コラムのYS氏なんですが、最近のコラムでもこれを効果的に使って説明をしております。 もともとこの「バックパッシング」(buck-passing)という言葉はトランプのポーカーゲームから来たものなんですが、アメリカのネオリアリスト(=ディフェンシヴリアリスト)、とくにウォルツやその弟子たちが、大国政治の動きを説明する際に「バランシング」や「

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    pasta090 2010/03/09
    ハンタに出てきたハンター協会がまんまバック・キャッチャーなことに気付いた。
  • 中国が北極海進出 | 地政学を英国で学んだ

    中国が北極海進出に準備着々 最新鋭の砕氷船建造にも着手 2010.3.1 20:39 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は1日、地球温暖化で夏場の海氷が減っている北極海への進出に向けた中国の動きを分析した報告書を公表。北極海航路の開拓や将来的な資源開発に向け、中国が最新鋭の砕氷船の建造を始めるなど着々と準備を進めていると指摘した。 中国は北極圏に領土を持つ国々が北極開発のあり方を協議する「北極会議」(AC)の閣僚級会合に臨時オブザーバーで参加するなど政治面でも関与を強めているが、権益をめぐってロシアなどとの間で緊張が高まる可能性もあるという。 北極海の利用に関してはこれまで事実上国際的な取り決めがなく、中国の一連の動きは、資源開発や海上交通などの面で、他国に後れを取らないための布石とみられる。(共同)

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    pasta090 2010/03/05
  • 地政学を英国で学ぶ : 判断力のつけかた

    ↑新刊:戦略の格言↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。きょうのイギリス南部は雲は多めですが合間から時々青空が見えて、気温はまだ低めですがなかなか快適な一日でした。 近所で大木を切っているので、朝からけっこう騒音が聞こえてきました。 さて、昨日の判断力の話のつづきを この判断力をつけるための「学派」が三〜五つくらいあることを述べましたが、私が俯瞰してみたところでは、とりあえず便宜的に分類すれば以下のようになるかと。 A: 「経験至上主義学派」 B: 「歴史学派」・・・歴史系/社会科学系 C: 「精神学派」・・・占い系/神託系 なんだか難しいようですが、これらの学派の「モットー」を言えば、かなりわかりやすくなります。それを列記してみますと、 A:「体験せよ!」 B:「を読め!」 C:「信じなさい!」 ということになるでしょうか(笑 Aの「経験至上主義学派」というのは

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    pasta090 2010/02/21
  • 地政学を英国で学ぶ : 「判断力」がすべて?

    ↑新刊:戦略の格言↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はよく晴れました。強い日差しとともに気温もけっこう上がって、なかなか快適な一日でした。 さて、「思考停止」と「判断」の話のつづきです。私の先生がよくやるように、車の運転で例えてみましょう。 「思考停止」というのは、思い切り乱暴に言えば、アクセルかブレーキを使う判断のようなもので、エンジンの回転数をあげてスピードをあげるか、それともブレーキを使って逆にスピードを抑えるかの、どちらかの方向に向かいつづけることと言えるでしょうか。 そうなると、アクセルを踏み続けている人を「積極的に思考停止している人」、そしてブレーキを踏み続けている人を「消極的に思考停止している人」とも分類できるかもしれません。 で、人間というはどうやらアクセルを踏み続けている人間のことが好きなようで、よく芸能欄やスポーツ欄の記事の結びの言葉で見か

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    pasta090 2010/02/18
    ベクトルの大きさと向き。
  • 思考停止と判断力 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部はまた曇り時々雨でしたが、とりあえずここ数日に比べてやや気温は上がりました。 さて、「思考停止」についてあえて挑戦的な話をしておりますが、またここから一歩先の話を。 コメント欄のご意見をうかがっていると、「思考停止というネガティブな言葉は使うな」というものや「イチローだって完全に思考停止はしていない」、「彼の目指している価値観がよいから尊敬される」、「成功しているから尊敬される」というようなものがあり、どれも参考になるものばかりです。 たしかに「思考停止」という言葉はネガティブですが、私はあえて「芯のブレていない人間は尊敬される」といいたいわけであり、これはネガティブにもポジティブにもとらえることができるということを言いたかったのです。 これを極端にいえば、「ガンコ」と「覚悟」は表裏一体、という感覚なんですが、どちらもある程度のところで「思考停止」している、つまり「迷いを

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  • ある人に聞いた話:その2 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はとにかくスッキリ晴れてかなり暑い一日でした。夜でもセーター一枚でOKですからかなりなもんです。 さて、昨日の話の続きを。 「完全武闘派」と「完全和平派」の二つのグループに別れて生きて行くことを決めたあるネイティブ・インディアンの部族なんですが、その数年後にどうなかったというと、ずばり答えは、 「両方とも、消滅してしまった」 ということです。 まず武闘派のほうですが、これは他の部族と常に争いや諍いを起こして戦いにあけくれたために、ある日自分たちよりも大きな部族に攻め込まれて皆殺しにあってしまいまったとのこと。 そしてもう一方の和平派ですが、これも周囲のグループからいいようにつけ込まれ、あげくの果てには収奪されて離散状態になってしまったとか。 話はこれでおしまいなのですが、ここからはとりあえず(国家の)サヴァイバルのための二つの教訓が導き出せると思います。 まず一つ目は「まとまりを

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    pasta090 2010/02/16
  • 地政学を英国で学ぶ : リアリスト同士の会話

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は朝から小雨が降っており、たまにどしゃぶりになったりしてかなりの荒れ模様です。 さて、この前またパブでドクターコース生同士の会話があったのでその話を少し。 毎週水曜日の午後はわたしたちコースメイトにとって「語り・情報交換の時間」でありまして、学校のそばのパブでこのような安全保障・戦略学関連の会話をしているのはたしかに思いっきり浮いてしまうのですが、それでも楽しくてやめられません。 彼らと会話していて以前からよく実感するの「お互いリアリスト同士だと、会話がとてもしやすい」という事実です。 たとえば以前ここで紹介したアメリカ人の三人は日に核武装をすすめていることは皆さんもご存知でしょうが、なぜ彼らとこういう会話ができるかというと、それは我々がお互いに変なヒューマニズムのような感情的な話には触れず、ひたすら「パワーと国

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    pasta090 2010/02/16
    「相手も自分たちと同じように国益とパワーを求めるものだ」 それ以前に、自らも国益とパワーを求める存在だという自覚がほしい。特に我が国では。
  • 地政学を英国で学ぶ : なぜ平和がよいのか

    今日のイギリス南部は相変わらず曇りがちの空。朝方にはけっこう雨が降ってました。 さて、「平和が大切だ!」、「平和はすばらしい!」という話は国際関係を勉強していると当たり前のように出てくることです。 もちろん私も平和の大切さを認識していることでは普通の人間と変わりないのですが、こういう学問(戦略学/リアリズム/地政学)を研究していると、どうも他の人と考え方がやや違ってくる部分もあります。 ミアシャイマーなどでもそうなんですが、彼らのようなリアリスト達というのは、そもそも「平和」という概念そのものの考え方からして、根的に私たちのような一般人とまったく違う考え方をします。 まずわかりやすいところでは、「平和というのは戦争戦争の間の、単なる小休止である」という見方。 これは戦略学をやっている人々に多いのですが、当然のように私の先生もこういう過激な見方をします。 この理由づけなんですが、人類の歴

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    pasta090 2010/02/16
    果たして、「成功」するためには「平和」という言葉で「思考停止」すべきなんだろうか。
  • 「思考停止」はカッコいい? | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部はまたしても曇り時々雨の寒い一日でした。なかなか春はきませんねぇ。 昨日に引き続いて「思考停止」について語りたいのですが、その前に面白かったジョークを一つ。 私はこっちではほとんどテレビは見ておらず、夜10時からのBBCのニュースを40分ほど見るだけなのですが、昨日の夜はなぜだかその後のコメディーショーを見てしまい、そこで面白いジョークを聞きました。 その時のコメディアンはアメリカのジョージア州出身(?)の黒人だったのですが、映画「バットマン・リターンズ」の副題としてついていた、“To Conquer Fear, You Have To Become Fear Itself”という言葉についてしゃべっておりました。 この言葉を直訳すれば、 「恐怖を克服するためには、恐怖そのものにならなければいけない!」 みたいな感じだと思うんですが、アメリカでこれがどう受取られているかと

    「思考停止」はカッコいい? | 地政学を英国で学んだ
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    pasta090 2010/02/16
    失敗した思考停止さんは単なる馬鹿。成功した思考停止さんは絶賛。となると、成功するために、どう思考停止をするかを考えるべきか。/「一生ゴール前でパス回してろ」このたとえがうまい。
  • 「思考停止」について | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は朝から曇りがちでして、いまにも雨が降りそうな雰囲気が続いております。相変わらず外は寒いですね。 さて、また最近考えていることについて少し。 ちょっと学術的な論文を書いたことのある方だったら経験があると思うのですが、最近私がクラスメートや知り合いの学者などと話をしたり、アメリカやイギリスでの政治ディベートなどを見てつくづく感じていることが「思考停止」についてです。 一般的に「思考停止」というのは(当たり前ですが)アカデミック界ではネガティブにとらえられておりまして、こっちのディベートでも「あいつの考えはシンプルすぎる」なんていうコメントは「思考停止」という意味合いとともに、かなり批判の対象になります。 この辺のニュアンスを政治面でネガティブにとらえたものとして有名なとしては『アメリカの反知性主義』(リチャード ホーフスタッター/ Richard Hofstadter)と

    「思考停止」について | 地政学を英国で学んだ
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    pasta090 2010/02/16
    地政学的には、思考停止のコントロールを考えるべきなんだろう。/「有効数字」で丸めるのも大事。
  • カプチャンとアイケンベリーの「新日米関係論」 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は朝から曇りがちですが、なんとか寒さは和らぎました。アメリカ東部は雪で大変なことになっているみたいですが、しばらくするとこれがイギリスまで来ることもあるので注意をしないと。 さて、今日はちょっと前にNYタイムズの論説欄にのっていた日米関係に関する、ブログに登場したこともあるカプチャンとアイケンベリーによる意見記事です。 これも一部を除いて日ではあまり注目されなかったようですが・・・ ========== January 22, 2010 A New Japan, a New Asia By G. JOHN IKENBERRY and CHARLES A. KUPCHAN ●今週で日米同盟は50周年を迎えるが、オバマ政権はこれを嘆くべきか祝うべきか気で迷っているように見える。 ●たしかにアメリカの政府関係者たちは鳩山新政権の自立的で自己主張の強い政策に対して不満を表明

    カプチャンとアイケンベリーの「新日米関係論」 | 地政学を英国で学んだ
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    pasta090 2010/02/13