ブックマーク / toyokeizai.net (3)

  • 芥川も三島も漱石も、「哲学者」ではない理由

    前回は、哲学は宗教ではない、思想ではない、ということを書きましたが、今回は、『哲学の教科書』(講談社学術文庫)に倣って「哲学は科学ではない」と「哲学は文学ではない」ことをお話ししようと思います。 さて、「哲学は科学ではない」ことは当たり前ですが、こう堂々と宣言すると、多くの人を苛立たせるようです。おもしろいことに、「哲学」とか「哲学者」という言葉は、もうずっと前から脳死状態であると思い込んでいたのに、依然としてその言葉に対するプラスの価値は消えていない。 だから、私が哲学をしていると言うと、「お前はくだらない私小説的哲学まがいのを書いているだけで、哲学なんかしていない!」という罵声が飛んでくる。仕方ないので、肩書を「哲学者」と書くと、「お前は哲学者なんかじゃない! ただの偏屈ジジイだ!」というお叱りを受けるのです。そのたびに、わが国民はまだ「哲学」や「哲学者」に期待しているんだなあ、と感

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  • 大増殖! 「世界系」番組が急増するワケ

    4月と10月はテレビ番組の改編の時期ですが、毎回、注目しているひとつが「これ以上、『世界』番組が増殖しないだろうか」という点。テレビの番組表を見れば、「世界」「世界」「世界」。「日」「ジャパン」も多いけれど、それ以上に「世界」。なぜここ数年、こんなに増えているのでしょうか? 高視聴率ランキングにも多数 ビデオリサーチが毎週発表している「週間高世帯視聴率番組10」(関東地区、10月20日(月) ~ 10月26日(日))を見てみると、「その他の娯楽番組部門」のトップ10は次のとおり。タイトルに「世界」がつく番組が4番組もランクインしています。 「世界一受けたい授業」は別として、「世界の果てまでイッテQ!」(日テレビ系)「世界まる見え!テレビ特捜部」(日テレビ系)「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」(フジテレビ系)は、いずれも、海外で撮影された映像を主役にした番組です。 高視聴

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    payato2
    payato2 2014/11/06
  • 安倍政権に、アメリカが期待していること

    自民党の圧勝に終わった12月16日の衆議院選挙。この総選挙がもつ意味とは何か。そして、新首相が、日米関係など外交面で取り組むべきテーマとは何か。ブッシュ政権で国家安全保障会議(NSC)の日・朝鮮担当部長などを歴任し、現在、米国の有力シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)でアジア・日部長を務めるマイケル・グリーン上席副所長に聞いた(インタビューは選挙前に実施)。 ※インタビュー(上)はこちら ――河野談話の見直し、靖国参拝、尖閣諸島への公務員常駐施設の建設が、結果として、中国を利するとあなたは主張しています。そのことを、安倍氏は十分理解していると思いますか。 私は、安倍氏はこの点を理解している、と楽天的に見ている。 理由は2つある。第一に、それまで内閣官房長官を務めていた安倍氏は06年に首相に就任すると、政治家として成長した。内閣官房長官の立場で追求してきたアジェンダの一部を取り下

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    payato2 2012/12/19
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