奇跡が起こる「超少食」 少食を心がければ免疫力が高まり、病気にならない体に変わる 新潟大学大学院教授 安保徹 ◇たくさん食べている人ほど病気になりやすい 体を鍛えるためには体操などをやればいいのですが、病気をはね返す免疫の力を鍛えるには、手っ取り早く「風邪をひく」ことです。 風邪をひくとリンパ球とウイルスとが戦うので、治ったあとには免疫が自然と高まっています。 薬を飲まずに風邪を治せば免疫は高まるのです。 実際、私は風邪の流行っている場所に行くことにしています。 ところが、私は風邪をひかない。 流行っているところへ行ってもインフルエンザにはかかりません。 なぜかというと、私たちの免疫のベース(基本)は、リンパ球が働いているだけではなくて、もっと白血球の抵抗とか、マクロファージ(貪食《どんしょく》細胞)などがあって行われているのです。 とりわけマクロファージの活性が高いと、リンパ球にウイルス