チャイルドシートの約6割が誤って取り付けられていることが、日本自動車連盟(JAF)などの調査でわかった。誤った使い方では「事故での致死率が約29倍になる」とのデータもある。安全審査に合格していない製品も流通している。国土交通省が近く注意を呼びかける方針だ。 JAFが昨年11月、全国16の商業施設や動物園などの駐車場で、計425のチャイルドシートの装着状況を調べたところ、乳児用の60%、幼児用の約61%が、間違った方法で取り付けられていた。 乳児用は「腰ベルトの締め付け不足」が約69%、「席ベルトの通し方の間違い」が約14%。固定金具の誤使用や車のシート座面との不適合などもあった。 腰ベルトは、車のシートの座面が沈み込むほど強い力で締めなければならないが、7割が手で揺すると簡単にぐらついて、事故の衝撃には耐えられない状態だった。事故の衝撃でシートごと外れる恐れもあるという。 座らせ方も、乳児
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