東京都の石原慎太郎知事(80)は25日、緊急の記者会見を開き、都知事を辞職し、次期衆院選に出馬する意向を表明した。
自民党の谷垣禎一総裁(67)は10日午前、党本部で緊急の記者会見を開き、党総裁選(14日告示、26日投開票)について「執行部から2人出るのはよくないと決断した」と出馬を断念することを表明した。谷垣氏は7、8両日、石原伸晃幹事長(55)との一本化へ向け4回にわたり協議したが決裂。執行部系候補の共倒れを懸念する大島理森副総裁がなお調整を続けていた。 谷垣氏は9日、京都市の党会合で「近いうちに(衆院)解散・総選挙で勝利を占めなければならない。野党総裁として、この壁は私自身が体当たりしてぶち破っていかなければいけない」と出馬への決意を重ねて示す一方、自身と石原氏の両方が出馬することについては記者団に「(総裁と幹事長として党運営を)今まで一緒にやってきたわけだから、望ましいことだと思わない」と語っていた。 これに対し、石破茂前政調会長(55)が10日午前、衆院議員会館で記者会見を開き、立候補を表明し
人気キャラクター、ドラえもんが3日、誕生日を迎えたのに合わせ、川崎市は同日午前「特別住民」として登録、区役所などで希望者に特別住民票の無料配布を始めた。オープン1周年の「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」でも同日午後、ドラえもんに特別住民票を交付するセレモニーがある。川崎市は12万9300枚を配布する予定で、市のホームページでも今月30日までダウンロードできる。 22世紀からやって来たロボット、ドラえもんは2112年9月3日生まれの設定。この日が生誕100年前に当たり、香港でも大規模なイベントが開かれるなど盛り上がりを見せている。
◇大魔神か、巡礼地か 「なんだあの見苦しいものは?」。この春、ローマから4年ぶりに帰国し「東京スカイツリー」を初めて目にしたときの第一印象だ。そんな話を周辺にすると、「えっ」「何言ってんの」という反応をされた。60歳代の同僚記者には「そんなこと言ったら『非国民』って言われるぞ」と半ば冗談、半ば本気で諭された。それでも私の目には大魔神のように見える。あの「世界一の電波塔」は本当に必要なのか。【藤原章生】 ◇高さ競争「くだらない」 そもそも必要だった? 22日の開業を前に、メディアもスカイツリーで大騒ぎだ。大多数の声に惑わされず社会を見てきたこの人なら意見が合うだろうと、作家、曽野綾子さんに電話をしてみた。 「あれですか? 私はわざわざ見に行きません。どうしても電波塔が必要なら仕方ないんでしょうけど、まず、その辺をお調べになって、それから話をしましょう」と言われた。私はテレビが嫌いでめったに見
大阪市の橋下徹市長が、小中学生であっても目標の学力レベルに達しない場合は留年させるべきだとして、義務教育課程での留年を検討するよう市教委に指示していたことが分かった。法的には可能だが、文科省は年齢に応じた進級を基本としており、実際の例はほとんどないという。 橋下市長は、市教委幹部へのメールで「義務教育で本当に必要なのは、きちんと目標レベルに達するまで面倒を見ること」「留年は子供のため」などと指摘。留年について弾力的に考えるよう伝えた。 文科省によると、学校教育法施行規則は、各学年の修了や卒業は児童生徒の平素の成績を評価して認定するよう定めており、校長の判断次第では留年も可能。外国籍の生徒で保護者が強く望んだ場合などに検討されることがあるという。 市教委も「学校長の判断で原級留置(留年)できる」としているが、実際は病気などで出席日数がゼロでも進級させているという。担当者は「昔は長期の病気欠席
高山智司環境政務官は10日、静岡市内で記者会見し、東日本大震災で発生したがれきの放射線量の測定について「国が測ったのでは信用してもらえない。国も測っているが、その上で自治体にも測ってもらいたい」と発言した。 これに対し、同席した大村慎一副知事は会見後、毎日新聞の取材に「国が『信用してもらえない』と言うのは、安全性の基準の根幹を揺るがす発言だ」と不快感をあらわにした。 被災地のがれきを巡っては、国は安全性を確保されたものについて受け入れるよう、全国の自治体に要請。県は安全確保を徹底するため、受け入れの際には独自に放射線量の測定を行う方針を決めている。 この日は記者会見に先立ち、県が自治体向け説明会を開き、こうした方針を説明。高山政務官は記者会見で「国が測定しないのはなぜか」との質問を受けた。【平林由梨】
一川保夫防衛相は7日の参院決算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡る前沖縄防衛局長や自身の発言を巡り与野党から辞任論が出ていることに関し、「確かに私自身もいろんなことをすべて勉強することは不可能だ」と述べた。民主党の前原誠司政調会長が3日に一川氏を「勉強不足が過ぎる」と批判したことについて、公明党の加藤修一氏がただしたのに答えた。 また自民党の片山さつき氏が航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)に応募している3機種に求められる機能を尋ねたのに対し、一川氏は「機種選定の最終的な段階で、答えを差し控える」との答弁を繰り返した。野田佳彦首相が「(一川氏は)3種類の機能などは把握している。決定したあかつきに、すべて説明する意味で答えている。きちんと職務を遂行できる」と答弁し、一川氏に「助け舟」を出す場面もあった。【佐藤丈一】
◇学際性重視、「しずかちゃん」も講師に 「あんなこといいな、できたらいいな♪」。文化、社会、科学技術にいたるまで、この国の「これから」を考える授業が早稲田大学で行われている。その名も「ドラえもんとニッポン未来予想図」。火曜日の午後1時、おなじみのテーマソングとともにこの授業は始まった。【立教大・高橋ひろみ】 この授業は同大オープン教育センター10周年記念・カレントトピック科目として9月開講した。カレントトピック科目とはその年の話題性のある内容を扱った1年限りの授業のこと。ロボット工学や科学技術から「ドラえもん」と「ひみつ道具」の実現可能性を検証していくだけでなく、作品内の街から、都市の変遷や社会問題についても考えていく。学問の枠をまたぎ多くのテーマを扱う授業のため、毎回講師が変わるオムニバス形式をとっている。 第7回の「『しずかちゃん』から見る女性/女性のライフデザインとその課題」の講師は
◇渡辺氏の狙いは「江川なら集客できる」 プロ野球・巨人の渡辺恒雄球団会長(読売新聞グループ本社会長・主筆=85)を批判して、球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM)を解任された清武英利氏(61)が25日、東京都内の外国特派員協会で会見した。清武氏は「今回の問題は適正手続きで決まっていた巨人軍のコーチ人事を渡辺氏が鶴の一声で違法、不当に覆そうとしたことに端を発する。当初、この人事に真っ向から反対したのは桃井元オーナーだった」と述べ、渡辺氏に翻意を促すため記者会見したと説明した。11日の会見直前には、渡辺氏から会見をやめるよう電話を受け、「君は破滅だぞ。読売新聞と全面戦争になるんだ」と恫喝(どうかつ)されたことを明らかにした。 また、渡辺氏は「巨人は弱いだけでなく、スターがいない。江川なら集客できる」と人事の狙いを述べており、「巨人のエースだった江川氏を集客の道具としか見ていない。彼のユニホーム姿
プロ野球・巨人の清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM)は11日、文部科学省内で会見し、巨人軍の渡辺恒雄球団会長(読売新聞グループ本社会長・主筆)が球団人事に介入し「球界で生きる選手、コーチ、監督の基本的人権をないがしろにした」として内部告発した。 清武代表によると、岡崎郁1軍ヘッドコーチとの契約が内定しているにもかかわらず、今月9日、渡辺会長から「1軍ヘッドコーチは江川卓氏とし、岡崎コーチは降格させる」と告げられたという。 清武氏は会見趣旨を説明する文書の中で「巨人にもコンプライアンス(法令順守)が要求される。それを破るのが、渡辺氏のような最高権力者であっては断じてならない」と痛烈に批判した。
ユーモアあふれる科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が29日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた。わさびのにおいがする気体を噴射して聴覚障害者に火災を知らせる警報装置を開発した田島幸信・香りマーケティング協会理事長(57)、今井真滋賀医科大講師(49)ら日本人7人が化学賞を共同受賞した。 日本人のイグ・ノーベル賞受賞は5年連続。今回は「火災など緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発」が授賞対象となり、「非常にユニークかつ実用的」(同賞事務局)と評価された。 授賞式前、田島理事長は「聴覚障害者に危険を知らせるために考えた技術が世界に評価されて、本当にうれしい」と述べ、今井講師も「受賞の知らせにびっくりした」と喜びを語った。 警報装置はシームス(東京)が開発。同社の漆畑直樹社長(46)も共同受賞者
【中日・ヤクルト】マウンドで岩瀬(右)らに言葉をかける落合監督(右から2人目)=ナゴヤドームで2011年9月22日、佐々木順一撮影 優勝争いの行方を占う首位ヤクルトとの4連戦の直前に、中日は落合監督の退任を発表した。04年の就任以来、リーグを3回制し、07年には日本一にもなった。今季もここまで2位と、実績面であえて交代させる理由はない。だが、守り勝つスタイルで好成績を上げながらも、観客動員は減り続け、球団も勝利だけを追求することはできなくなった。 落合監督は「勝つことが最大のファンサービス」と公言し、勝利至上主義に徹してきた。07年の日本シリーズでは、八回まで完全試合の快投を演じていた山井に代え、九回から抑えの岩瀬に交代したこともあった。選手のけがも隠すなど、徹底した情報管理を敷き、シーズン終了後恒例のファン感謝デーにも顔を出さない姿勢に対し、営業部門など球団内の不満は積もっていった。 落
愛知県日進市で18日にあった花火大会で、実行委員会が福島県産の花火の打ち上げを中止したことに対し、実行委事務局を務める同市に「なぜ中止にしたのか」という抗議電話やメールが殺到している。19日から20日にかけて電話約100件、メール約200件が寄せられ、ほとんどが批判という。実行委は、打ち上げなかった福島産の花火を来年の同じ花火大会で打ち上げる方向で検討を始めた。 実行委は「打ち上げで放射性物質が拡散するのでは」などと心配する市民の電話約20件があったため、福島産花火を別の花火に差し替えた。市によると、批判は「20件だけの意見にもかかわらず中止にして、より広い影響を与えたのは判断の誤りだ」「過敏に反応する人に配慮するのはいいが、差し替えの必要はない」などの内容が多いという。 担当の市産業振興課は「福島の花火を中止したのは、放射線量の確認が間に合わなかったためで、危険だからではない。だが、そう
鉢呂吉雄経済産業相が東京電力福島第1原発の視察を終えた8日夜、東京都内で報道陣の一人に近寄って防災服をすりつける仕草をし、「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をした。不用意な行動と批判されるのは必至で、原発を所管する担当閣僚としての資質が問われそうだ。 鉢呂氏は防災服をすりつける仕草をした後、記者団に「除染をしっかりしないといけないと思った」と強調した。報道陣は、鉢呂氏の福島第1原発の視察後の見解を聞くため、取材していた。鉢呂氏は9日、仕草について「厳しい状況だったということを話した」と周囲に釈明している。 鉢呂氏は9日午前の会見で、福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と発言。野田佳彦首相が訂正を求め、鉢呂氏は同日午後の会見で発言を撤回し、陳謝した。鉢呂氏は8日、野田首相に同行して福島第1原発や同原発から半径20キロの警戒区域を視察していた。
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