先日のエントリーで、日本人の利他的行動は海外と異なり、ネット上でもそのような行動が見られることを述べましたが、その理由を考えてみたいと思います。 昨日(5/13)の日経プラス「私のビジネステク」に、新幹線「つばさ」社内販売員・斎藤泉さんの話が掲載されています。 斎藤さんは一日30万円を売り上げるカリスマ販売員ですが、正社員ではなく時給1,200円。斎藤さんは「どんな立場でも仕事は全力を尽くすもの」と述べています。 一日30万円の売上をあげる人が正社員ではなく時給1,200円というのは、成果に見合った処遇を求める欧米型社会では理解できないのではないでしょうか? 日本人には、「世間のために働く」、「自分自身を高めるために仕事をする」という考え方が広く行き渡っています。 山本七平氏は「日本資本主義の精神」で、日本人独特の労働倫理観は、江戸時代初期の曹洞宗僧侶である鈴木正三による影響であると述べて
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