いわゆる「コシヒカリ発言」を巡りおととし静岡県の川勝知事が、(かわかつ)一度返上の意向を示したボーナスや給与を返上していなかった問題で、県議会最大会派の自民改革会議が県議会に50年ぶりとなる知事の不信任決議案を提出し、13日未明、採決の結果、否決されました。 この問題は、川勝知事がおととしの参議院補欠選挙の応援演説で県内の自治体について、「あちらはコシヒカリしかない」などと発言して県議会で辞職勧告決議が可決された際、自らのペナルティーとしてその年の12月の給料とボーナスの合わせて440万円余りを返上する意向を示しましたが、今月になって去年の所得が公開され返上していないことが報道で明らかになったものです。 これに対し川勝知事が、「熟慮した結果、発言へのけじめは知事の職責を果たすことだと思い至った」として返上しない考えを示したため、県民から批判や苦情が殺到するなど波紋が広がっていました。 こう