主役の球一役は中学まで野球経験のある林剛史(右から2人目)が演じるほか、球五役には西武・松坂投手と高校時代バッテリー経験を持つ上地雄輔(右端)など、野球のできる俳優が出演 1970年代、「1試合完全燃焼」をテーマに少年たちを熱狂させた破天荒な野球漫画「アストロ球団」が、この夏、テレビ朝日でドラマ化される。CSのスカイパーフェクTV(スカパー)が初めて地上波の番組に出資。長嶋一茂らプロ野球関係者も登場するなど、原作に劣らず型破りな企画だ。(津久井美奈) 原作は、72年から4年間、週刊「少年ジャンプ」に連載された。単行本全20巻ながら描かれるのはわずか3試合。打って砕けたバットの破片で守備をかく乱する「ジャコビニ流星打法」や「ビーンボール魔球」など、奇抜な技が次々と登場する。こうした技の映像化が難しく、アニメ化もされていなかった。 テレビ朝日が今年、「プロ野球完全燃焼主義」を掲げて野球中継の演