提携校の広東外語外貿大学から本学との提携協定の更新のための訪日団四人がおいでになる。 札幌大学、立命館大学、京都外国語大とまわって最後が本学。 来日の目的の一つは「孔子学院」関連ビジネスである。 「孔子学院」というのはブリティッシュ・カウンシルとかゲーテ・インスティチュートとかアリアンス・フランセーズと同じような、各国政府が主導している海外広報・文化交流のための活動機関である。 孔子学院は現地の大学と提携するという点がブリティッシュ・カウンシル他の海外広報機関と違う。 日本では立命館が5校目(札幌、北陸、愛知、桜美林の各大学がすでに孔子学院を設置している)。 二重の意味で驚かされる。 一つは文革期の「批孔批林」運動で各地の孔子廟はたしか壊滅的な被害を受け、孔子はブルジョワ反動思想家として「歴史のゴミ箱」に放り込まれたはずであるが、その孔子が中国の文化的イコンとして堂々と甦ったこと。 中国人