とんでもないの意味 とんでもないとは、思いがけない。意外である。冗談ではない。けしからん。滅相もない。 とんでもないの語源・由来 とんでもないは、「途でもない(とでもない)」が変化した語。 「途」は「道」「道程」の意味から、「手段」や「物事の道理」も意味するようになった語で、同じ用法の和製漢語には「途轍」「途方」がある。 その「途」に否定の「無い」をつけ、「道理から外れてひどい」「思ってもみない」などの意味で「途でもない」となり、「とんでもない」となった。 「思いがけない」の意味で「飛んだ」という語があるため、とんでもないの語源を「飛んでもない」とする説もある。 しかし、とんでもないが「飛んだ」の否定であれば、「思いがけなくない」「当たり前」といった意味になるため誤りで、反対に「飛んだ」を「とんでもない」の語源と関連づけることも間違いである。 「無い」で否定した「とんでも無い」が語源である