クレオパトラにまつわる絵画はよく眼にするが、、、強烈にその魅力にひかれた事は少なかった。 その為に、クレオパトラの絵に対するイメージも散漫である。 知識を整理する事で、クレオパトラというテーマの存在意義を探る出発点になるやも知れない。 多くの歴史物語と同じく、クレオパトラの描かれるテーマは、、、歴史的事実ではなく、 空想的伝説に基づいているモノが多い。 この積み重ねが歴史的事実と誤解されて行く。 ★ 弟との王権争いを、クレオパトラは、老シーザー(カエサル)と、 身を呈して組して、勝利し、 エジプト女王の地位を確立する。 ★ シーザー亡き後は、後任アントニウスを魅了して、地位を確保するが、、 ★ ローマの新しい支配者オクタビアヌス(アウグストス)に、アントニウスと共に破れ、自殺する。 この3点の周辺が主なる主題として取り上げられている。 『 シーザーとクレオパトラ 』 1866 los