外から見ているだけでは現場の苦労はわからない。ただ分からないだけでなく、それは想像する以上にわからない。誰でも「たぶんいろいろ苦労はあるだろう」ぐらいは分かる。しかし実際の苦労というのは「いろいろ苦労がある」と漠然とイメージする以上のものなのだ。 たとえば 「失敗事例 > 生コンクリートの重さでペデストリアン橋が崩壊」 『失敗知識データベース』 http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CA0000466.html 生コンクリートは乾いて固まるまで水分を含んでいるから、完成した状態よりも重い。つまり建設途中の橋というのは、完成した状態よりも重い自重を支えなければならない場面がある。当然補強したり、補強の足場を確保したりしなければならない。そうでないと作れないわけだ。 * * * 機械の部品とかも、工具が内側に入らないような形状のものは作れないんだよね。だからパー