日本では市場の寡占化が進んでいるためか、スタートアップの参入は盛んではないが、世界各地ではフードデリバリーサービスが盛り上がりを見せている。東南アジアにおけるその代表格は「foodpanda」かもしれないが、欧州ではオランダ発の「Takeaway.com」である。 小国オランダ発「第2のユニコーン」として注目を集める このTakeaway.com、同国で「第2のユニコーン」になるのではと目されている。ユニコーンとは、投資家に巨額の利益をもたらす非上場のベンチャー企業のこと。一般的には、株式評価額が10億ドル(約1250億円)以上の企業を指し、希少であることからそう呼ばれている。 オランダ初のユニコーンは、ネット決済サービスを提供する「Adyen」で、ドイツやイギリス、フランスなど欧州各国、それに日本、ベトナムなど11カ国に進出。Takeaway.comは2016年中のIPOが噂され、このA