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ブックマーク / wofwof.blog60.fc2.com (10)

  • 東京への人口集中と地方の過疎化は予想以上に進むと思う理由 - Willyの脳内日記

    2008年頃に日の人口減少が始まってから、将来推定人口への関心が高まっている。特に、いわゆる「増田レポート」(地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書))が出てからは、急激な人口減少による地方都市の消滅危機が騒がれるようになった。 増田レポートは単に2010年国勢調査に基づく2013年推計に基づいたものだが、私がより多くのデータを見ていて思うのはむしろ「当の未来はもっと厳しいのではないか」ということだ。 以下のグラフを見て欲しい。これは、1995年から2010年の4回の国勢調査に基づく東京都と秋田県の推定人口の推移である。首都の東京と、人口の減少率の最も大きい秋田を選んだ。グラフを見ると、東京都の人口予測はほとんど「減る減る詐欺」みたいなもので全く当たっておらず、毎度上方修正されている。逆に秋田県の人口予測は、ほぼ毎度下方修正されている。 ちなみに最新の2015年国勢調査の

    東京への人口集中と地方の過疎化は予想以上に進むと思う理由 - Willyの脳内日記
    peppers_white
    peppers_white 2017/07/06
    基本的に地方住んでる側はお金与えないともう仕事が増えないレベルのバランス段階だと思う
  • 米国の圧倒的な教育格差 - Willyの脳内日記

    これ、頭の良い中学3年生だったら十分理解できるよね? と考えながら丁寧に作ったスライドを、ゆっくり解説する。 学生が退屈しないようにスライドは要点が穴埋め式になっており、 教室のスクリーンには答えが赤字で表示されるようにした。 次のスライドへ・・・、とPCのボタンを押すと、 「先生、ちょっと待って」と、ある学生が進行を止める。 どうも彼には話を聞きながら穴埋めをするのは難しいようだ。 一枚戻って少し時間を取っていると、 今度は突然、ノートPCの画面を見ながら笑い出す別の女子学生。 こちら側からは分からないが、授業のスライドではなく ユーチューブでも見ているのだろう。 私の勤めるWS大学の「数学が苦手な学生向け」の授業の一風景である。 WS大の学生の質はピンキリだが、 大学の入試統計などから考える限り、 恐らくこの授業を履修している学生の典型は 米国の公立高校をごく平均的な成績で卒業した 数

  • AKB48と「賢いにもほどがある」ベッキー・クルーエル - Willyの脳内日記

    Rionさんのブログで知ったのだが、 慶応の金子勝教授がAKB48についてブログ記事を書いている。 この記事自体の妥当性の判断は各読者にゆだねるとして、 確かにAKB48は、非常に日人的な行動パターンに依存して 成り立っている「システム」だと思う。 アイドルや、歌手、タレント、女優になりたい女の子は どこの国にもたくさんいるものだし、競争も激しいだろう。 しかし、あらゆるキャリアにおいて、競争が激しい時に取るべき戦略は、 闇雲に競争相手と戦うことではなくニッチを埋め差別化することだ。 だが、日人はどうも、ブランドとか知名度に拘って 競争に自ら頭を突っ込んでいくのが好きだ。 AKB48にしても、トップ5人とか10人に入れる人は構わないだろう。 とりあえず名前を売って、なんとか将来的にペイする出口戦略を考えられそうだ。 しかし、CDにも入れてもらえないような人が望み薄なのを承知で 頑張った

  • マッタリ・リベラル系女子が少ない日本 - Willyの脳内日記

    海外ニートさんによる、 フルタイムで働く女性に関する記事が面白い。 内容は、「子持ちでフルタイムの女性が発言小町で相談したら よってたかって叩かれた」というものである。 私は子供が女の子であることもあって、 日で女性が置かれている社会環境はどんなものか? ということがここ数年気になっている。 日の女性とアメリカで見る女性を比べたとき、 一番違うと思うのは、日では キャリアに対する考え方が不自然に二極化している点だ。 これを「バリキャリ」と「婚活系」とでも呼ぼうか。 つまり80年代後半以降、男女同権が叫ばれて 女性の選択肢は一応増えたわけだけど、 四半世紀を経ても、社会的価値観は依然として 旧来型保守派の価値観を追求する「婚活系」がベースにあって それをどうしても打ち破りたい人は「バリキャリ系」 もありますよという感じになっている。つまり 事実上極めて不自由な二者択一を迫られているのだ

  • 日本で資格は取るな - 統計学+ε: 米国留学・研究生活

    孝行さんがブログで 「60日で取れるとっておきのお得な資格 (洋泉社BIZ)」 の書評を出しておられる。 を読んでいないので詳しくは知らないが、要約すると 「資格を取ることで直ちに職を得られるものと言うのは 少ないですが、その資格を取得するためにがんばったと 言うプロセスは後々の人生においても、非常に役立つ」 ということが主張されているらしい。 別にこの意見を否定するつもりはない。 しかし、日人には 「資格取得は効率の悪い差別化である」 という視点が余りにも欠落しているように思う。 資格は誰でも公平に受験することが出来るため、 情報で優位を築けない人が差別化のために 仕方なく用いる手段だ。 人が頑張るのはあくまで、 良い仕事に就くとか、お金を稼ぐとか、良い業績をあげるとか、 何らかの目的のためであって 頑張ることが目標の人は単なるマゾだ。 同様にして「頑張って目標を達成するプロセス

  • 働く必要さえなければ日本は天国 - Willyの脳内日記

    US News から、面白いニュースが報道された。記事は、 What do Japanese-American retirees know that we don't? (日系アメリカ人が知っていて、我々が知らないことって?) という一文から始まる。アメリカの年金を受け取っている人のうち 日に住んでいる人の割合が9年前の7倍の37,600人に達したとのことである。 人数で見ると、カナダ(105,000人, 19%増)、メキシコ(48,800人, 13%減)に 続いて3位だが伸び率は際立っている。 アメリカで働いたことのある多くの日人や日系アメリカ人が 老後は日に帰って暮らしているということが見て取れる。 アメリカの労働環境は日より優れた点が多いと考えられるので 若い頃はアメリカで働き、歳を取って引退したらサービスレベルの高い 日に帰って悠々自適に暮らす、というのは合理的に思える。

  • 日本の将来像が見えにくい一つの理由 - Willyの脳内日記

    城繫幸さんがブログで 「最悪期まであと2年! 次なる大恐慌」 というを紹介している。 私はこのを読んでいないので についてコメントすることはできないのだが 城氏によると内容は、 「生産年齢人口の割合が高くなっていく間(人口ボーナス期)に 工業化が進むと経済は急速に発展し、割合が減少に転じると 長期的な低迷に入るというもの」 らしい。 この意見は伝統的な生産関数によるアプローチで 一般的に考えれば妥当なものだろう。 しかし私は、こうした予測は現在の日の状況には 当てはまらないのではないかと思う。 日経済が20年にわたって低迷しているのは 新規産業が育っていないという構造的な問題に加え、 マクロ経済政策が適切でないこと、 すなわち財政悪化とゼロ金利を理由に 需給ギャップとデフレを放置していることが 一つの大きな理由だろう。 つまり、需要側が経済成長を阻害する大きな原因になっている。

  • 起業したい若者に対する大人の本音 - Willyの脳内日記

    先日 Chikirin さんへのラブレターの中で指摘した通り、 日起業しようという若者は非常に少ない。 終身雇用制、強い規制、様々な参入障壁といった複雑な要因が絡みあっているが 私は、起業をする人に対する世間の目が冷たいことも一つの障害 となっているような気がしてならない。 そこで保守的な日人の音を探るため、 インターネット掲示板「発言小町」を使って反応を見てみよう。 なお「発言小町」とは読売新聞が運営している作文投稿サイトで 全国の保守派のボランティアが審査員を務める。 800文字の字数制限と読売新聞社の検閲という 厳しい制約下でいかに人気を集めるかが競われる。 まず、私が投稿したサンプルは次のようなものだ: 「大学3年生ですが、就職活動を辞めようと思っています。」(OES) 都内の私大3年生(男)のOESと申します。世は就職氷河期真っ只中ですが、大学の就職説明会で「新卒は凡人が

    peppers_white
    peppers_white 2010/03/15
    個人的にネット上でプチ起業(造語)してる人が増えてる感がするのはなぜだろうか。人それを同人とかと呼ぶのだけど
  • 労働者の権利は義務でもある - Willyの脳内日記

    アメリカで働く上では自分の業務範囲や労働条件を きちっと主張するということが大事だ。 それは、長い目で見れば世の中のためにもなる。 それを理解するために、今日は 日の労働者の考え方(*1)がいかに異常かということを 例を使って考えてみたい。 というのも、日経ビジネスオンラインに 「あまりにも」という記事が載ったからだ。 (*1) あるいは労働者に期待されている考え方 題名は 「もうこれ以上、医療を支えられない - 看護師の35歳女性のケース」 日で深刻な社会問題となっている医療崩壊関係の記事である。 記事によると、看護師の松田裕美さん(仮名、35歳)は 看護師の激務の中で切迫流産を経験した。詳細はこうだ: 動けない患者の体位を変えたり支えたりすることで、 妊娠中の体に負荷がかかり、お腹が強く張っていた。 張り止めの薬を飲みながら勤務したが、そのうち出血が始まった。 産婦人科医に診てもら

  • 日本とアメリカ、どちらが凄いか - 統計学+ε: 米国留学・研究生活 

    もし、「日アメリカ、どちらが凄いか」と聞かれたとしたら、 はっきり言って答えようがない。 日アメリカを比べるということは、 両方とも「国」だから比較可能だろう というのが前提になっていると思うのだが、 日アメリカでは 「国」に込められる意味が全然違うと思う。 日が誇るものというのは、 日庭園であったり、浮世絵であったり、 自動車であったり、ニンテンドーであったりする。 要するに、日人が誇りに思っているのは、 民族と、それが生み出す文化、そして その文化が生み出した製品やサービス なのだろうと思う。 一方で、アメリカというのは、 基的に出来たばっかりの国で そんなたいそうな文化はないし、 国民の大半は怠惰で不健康で冴えない上に まとまりがない人たちだ。 しかし、頭の良い人が思いついたことを どんどん事業化できるような仕組みとか 優秀な移民を受け入れる仕組みとか、 どんどん

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