熟練の菓子職人の技をデータ化してAI=人工知能に学習させることで、伝統の手作りの味を再現するロボットが開発され、30日バウムクーヘンを焼き上げる様子が披露されました。 ロボットを開発したのは、創業102年の菓子メーカー「ユーハイム」です。 何層にも生地を重ねながら焼き上げるバウムクーヘンは、その日の気温や湿度によって焼き加減の判断が極めて難しく、この会社では、熟練の職人が一つ一つ手作りしています。 開発した高さ90センチほどのオーブン型のロボットには、AIが搭載され、熟練の職人の技術のデータを学習させています。 このため、焼き色を見極めながら、最適なタイミングで棒に生地を重ね塗りすることができ、独特のしっとり感やふわふわ感を実現しているということです。 この会社では、若手職人の技術の向上にも生かしていきたいとしています。 こうした職人の技のデータ化をめぐっては、水産業ではマグロの味を見定め