「赤字プロジェクトを回避する」ためには? 「赤字プロジェクトをいかに減らすか」。受託システム開発を行うSIベンダーにとって、収益を上げられない可能性が高い案件をそのまま受注することはなるべく回避したいことだ。そのため、多くの経営層は「できれば、案件の受注段階でリスクを十分に判断して、その遂行条件を吟味したい」と考えるだろう。しかし、中・大規模のプロジェクトを複数走らせているような企業では、経営者が実際に各プロジェクトのリスクを評価し、その開始の可否に参画することは難しい。また、一般にプロジェクト管理ツールは、現場スタッフの工程管理やプロジェクトマネジャー(以下、PM)までの進ちょく管理・リソース管理を目的として利用されることが多く、プロジェクトの遂行段階においては経営者が各プロジェクトの詳細な進ちょく状況を横断的に把握できないこともある。 日揮情報システムの佐川氏 日揮情報システム 第1ソ