GMOペパボ株式会社が、2001年から提供するレンタルサーバー「ロリポップ!」のリブランディングを実施した。現在では新しいテクノロジーの影に隠れがちなホスティングサービスを、同社が今なお磨き続けるのはなぜか。そして、「ネットと個人の関係」の未来に何を見ているのか。GMOペパボ取締役CTOの栗林健太郎氏にきいた。 ──ネット黎明期から「ロリポップ!」を運営しているGMOペパボは、現在も中核事業のひとつとしてホスティングサービスを提供しています。しかし、クラウド全盛の今、レンタルサーバーは「前時代の技術」という印象もあります。 栗林:確かにレンタルサーバーそのものは、Webの創成期から現在にいたるまで続いている、歴史の長いサービス形態です。また、そこで使われている技術には「枯れた」ものが多いのも事実です。しかし、だからこそ長い間にわたってお客様の大切なデータを安定してお預かりすることができたの