JR東海が、線路内に立ち入ったシカを外に押し出す衝撃緩和装置を特急車両の前部に取り付け、効果を上げている。 シカは狩猟者の減少などで増加中で、昨年度の衝突は同社管内の紀勢線などで635件に及んだ。衝突すると車両の破損や列車の遅れにつながる。 導入から約1年半。装置がない場合より、衝突による30分以上の遅れは減り、遅延時間も平均で約3分間短くなった。スポンジゴム製で、シカにも優しい対策のようだ。

【上沢博之】来年度着工予定のリニア中央新幹線の建設をめぐり、JR東海が地下トンネルからの非常口を確保するため、東京都大田区にある警視庁の家族寮の用地を取得する方針であることがわかった。その場合、寮の入居者は集団移転するとみられ、地元自治会は「若者が一気にいなくなってしまう」と反発し、変更を求めている。 2027年に東京・品川―名古屋間の開業を目指すリニアは、区間の86%で地下トンネルを通るため、災害時に地下で停車した場合などに備えて約5キロ間隔で非常口47カ所を設置する。JR東海は用地取得を円滑に進めるために企業や公共用地を購入していく方針で、非常口の建設に際して「集団移転を伴うのはここだけ」と説明している。 集団移転を迫られる見通しなのは、東京都大田区東雪谷1丁目にある警視庁の家族寮「東雪谷住宅」。東急池上線・洗足池駅近くの閑静な住宅街にある。築約12年の鉄筋6階・地下1階の建物(延べ約
【リオデジャネイロ=柴田真宏】ブラジルで、名門サッカークラブ「バスコ・ダ・ガマ」のサポーターが、日産に対するボイコット運動を呼びかける事態が起きている。地元メディアが17日、伝えた。 きっかけは8日にあったブラジル全国選手権のバスコ・ダ・ガマとアトレチコ・パラナエンセの試合。サポーター同士が乱闘になって試合が1時間以上中断、4人が病院に運ばれた。 これを受けてバスコのスポンサーだった日産が16日、「暴力は企業の価値観として受け入れられない」と、スポンサーを降りることを表明したところ、バスコのサポーターが反発。「全国のバスコサポーターは、日産の車を買うことはできない」とインターネット上でボイコットを呼びかけているという。
BSフジの5分番組「風の見た自然たち」(毎週水曜夜9時55分)で、10月23日に高知県の四万十川のカワセミとして放送された映像の一部が、実際は東京都葛飾区で撮影されていたことがわかった。同局は同30日の放送で謝罪し、番組を打ち切った。 同局によると、問題の映像は4分中約40秒。番組の制作会社が依頼したカメラマンが、四万十川でカワセミが魚を取る映像をうまく撮れず、同区の都立水元公園で撮り直した映像を挟んだという。
【ソウル=中野晃】朝鮮半島で仏教が栄えた高麗時代の仏画が500余年ぶりに日本から韓国に戻り、24日からソウルで展示されている。対馬で盗まれた高麗期の仏像の返還が日韓の懸案となる中、貴重な文化財を紹介したいという韓国の関係者の求めに所有する山梨の寺院が応じ、初めての「里帰り」を果たした。 仏教系で知られる東国大の博物館長の鄭于澤(チョンウテク)教授(美術史学科)は昨年、山梨の寺を訪ね、朝鮮半島由来の仏画を調査した。創建時の約500年前から本尊としてまつってきたとの記録があったが、鄭教授は仏画の隅に制作年代として「1359年」のすかしがあるのを発見。「純金で描かれた高麗仏画が日本に」と韓国の学会で発表した。 寺に何度も足を運んだ鄭教授は今年、同館の開館50周年の特別展で紹介したいと提案。寺側は承諾し、地元の関係者を集めて17日に法要をし、門外不出だった秘宝を初めて送り出した。
陸上自衛隊は23日、契約に違反してヘリコプターを解体しないまま他の業者に売ったとして、廃棄請負業者「三豊(みつとよ)工業」(富山市)を2カ月間の指名停止にしたと発表した。ヘリは複数の業者を経由して、オーストラリアの民間整備学校に輸出されたという。 問題になったのは、陸自が使用後に廃棄を決めた観測ヘリOH6。昨年12月、陸自は三豊工業に同機12機などを、計約2千万円で売却する契約を結んだ。 OH6は民間でも同型機があり、無線や敵味方識別装置などの防衛装備品を取り外せば輸出に問題はない。それらはすでに取り外されていたが、陸自は「装備品を横流ししているような誤解を招きかねない」として、自衛隊側の立ち会いのもとで機体を解体するのを売却条件としていた。ところが、機体は解体されないまま複数の業者間で転売されていたという。 今年4月に横浜税関から、「ヘリの一部に『防衛庁』の表示があるが、輸出しても
【尾崎文康】民間人校長35人を来春採用する予定の大阪市教委は、10月上旬の最終面接で、1人あたりの面接時間を昨年の2倍の30分間にする方針を固めた。「これまでより丁寧に人物評価をするのが狙い」(担当者)という。 今春就任した民間人校長11人からは、辞職者やセクハラの処分者が出たほか、トラブルも相次ぎ、市議会で批判された。市教委幹部は「面接が短い、という指摘が校長自身からもあった。より人物重視で取り組む」と選考方法の改善を約束した。面接時間は倍になるが、議員からは「それでどうやねん、という話だ」などと不満も。 市教委はすでに書類選考と面接で全国143人の応募者を71人に絞った。最終面接では、市教委幹部、教育委員、外部の企業人らが面接官を務める。 関連記事セクハラ発言や教頭土下座…民間人校長、新たなトラブル9/20民間人校長セクハラで更迭・減給 大阪、児童の母ら被害9/10民間人校長、セク
家庭内暴力(DV)を受けた女性をかくまった友人が殺された事件で、殺人などの罪に問われた女性の元夫で無職の河瀬繕秀(よしひで)被告(28)=福岡市早良区=に対し、福岡地裁(裁判員裁判)は13日、懲役24年(求刑懲役30年)を言い渡した。岡部豪(まさる)裁判長は「殺意の強固さと残虐さが群を抜いている。酌量の余地は皆無」と述べた。 判決によると、河瀬被告は1月30日午後7時過ぎ、元妻の友人で会社員の木浦理紗さん(当時28)が住む早良区百道3丁目のアパートに合鍵を作って侵入。元妻と木浦さんと3人で話し合っていたが、午後11時40分ごろ、木浦さんが携帯電話で警察に通報していると思い込んで怒り、包丁(刃渡り約15・6センチ)で首を刺して殺した。1月18日午前0時ごろには、元妻を自宅で殴り肋骨(ろっこつ)が折れるけがをさせた。 弁護側は「木浦さんへの恨みがあったわけではない」と主張していた。だが岡部
「東京五輪」のふきだしを付けた「くいだおれ太郎」。所有者側は「便乗商売のつもりはまったくない。大阪庶民の気持ちを代弁した」=9日、大阪市中央区道頓堀1丁目JOCが「アウト」とする使用例 経済効果数兆円とも言われる2020年の東京五輪――。多くの企業や商店街などがお祝いムードに商機を見いだそうとするが、ちょっと待った! その宣伝文句が五輪をイメージさせるだけでも、日本オリンピック委員会(JOC)から思わぬお叱りを受ける可能性がある。 特集:2020東京オリンピック 大阪府の画像処理会社は「2020年東京開催決定記念」とうたい、9日からアルバム製作料を値下げした。前回の東京五輪(1964年)が開かれた60年代の写真を含むアルバムなら、通常より7割近く安い「2020円」でデジタルデータ化し、CDに焼き付ける。社長は「五輪をきっかけに昔の写真を見返してもらい、話題作りに役立てば」。 大阪市内
崩れたJR三江線の橋脚=25日午前、島根県川本町、筋野健太撮影崩れたJR三江線の橋脚=25日午後、島根県川本町、筋野健太撮影 西日本は記録的な猛暑から一転し、25日も連日の大雨に見舞われた。島根県西部では未明の豪雨から一夜明け、被害の爪痕が各地で明らかになっている。 島根・益田で史上最大1時間87ミリ激しい雨に注意 島根県川本町因原(いんばら)では、前日の豪雨でJR三江(さんこう)線の鉄橋の支柱が折れ、濁流に流されていた。 因原地区の自治会長・志谷征雄さん(68)によると、24日午前7時すぎ、堤防に行くと、川は見たことのない勢いで流れ、大きな石が川底を転がるゴロゴロという音が聞こえた。 濁流が橋脚10本のうち堤防に一番近い1本の土台部分をのんだ。「ポキッ」と音がして橋脚が折れ、くの字に。20分後、上部が「メキメキ」と音をたて、濁流に落下。線路が宙づりの状態になったという。 志谷さ
国内最高気温を更新するなか、四万十川支流の黒尊川では子どもたちが水遊びをしていた=四万十市西土佐口屋内、菊池均撮影 12日午後1時42分、高知県四万十市で全国の観測史上最高となる41・0度を記録した。全国的に猛暑が続くなか、同市では、10日に40・7度、11日に40・4度と3日連続で40度超を観測。日本列島は、最高気温が35度前後となる暑さが今週も続く見込み。 全国927の観測地点のうち、11日の最高気温が35度以上の猛暑日となったのは、3分の1にあたる297地点。地点数は今季最多。東京都心の11日の最低気温は、午後11時49分に記録した30・4度だった。過去最高で、都心で30度を下回らなかったのは初めてだ。神戸市の11日の最低気温は午前5時18分に記録した29・2度。こちらも過去最高だった。 12日の予想最高気温は京都市38度、大阪市37度、神戸、奈良、和歌山市36度。大津市35度
ウナギと稚魚の国内漁獲量 【神田明美、貞国聖子】かば焼きなどで日本人になじみの深いニホンウナギについて、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種としてレッドリストに載せるかどうかの検討を始めた。数カ月後に結論が出される見通しだ。絶滅危惧種になると、国際取引が規制される可能性が高まる。国内に出回るウナギの大半はこの種類で、親ウナギや、養殖に使う稚魚の多くをニホンウナギの輸入で賄っており、さらなる品薄や価格の高騰が避けられなくなる。 IUCNは、専門家らによる作業部会を5日まで英国で開き、ニホンウナギを含む19種のウナギの資源状況を評価。その結果をもとに詳しく検証したうえで結論を出す。 ニホンウナギは乱獲などで漁獲量が激減し、今年2月に環境省が絶滅危惧種に指定した。IUCNも同様の方向で検討するのではないかとの見方が、水産行政の関係者らには強い。 続きを読む関連リンク(私の視点)ウナギの
「LINE」で仕事仲間と渋滞や事故の情報などを頻繁にやりとりする(画像を一部加工しています)「LINE」で仕事仲間と渋滞や事故の情報などを頻繁にやりとり。ハンドルの右側にスマートフォンを固定して、運転中でも指先だけで操作する 【久保智】長時間労働のドライバーたち。彼らの日々は、効率を追求する社会のゆがみを映す。タクシーの運転手に密着した。 「いろいろ工夫しないと稼げないんです」。東京都内のタクシー運転手の男性(44)。大切な仕事道具はスマートフォンの無料通信アプリ「LINE」だ。15人ほどの同僚と常時、やりとりしている。 警察の取り締まり情報だけではない。「きょうはどこがよさそう?」と送れば、「日本武道館でイベント。終わった」と返ってくる。お客目当てに「すぐ行きます」。 仕事前には自分でもイベント情報をチェックする。漫然と道路を流しているだけでは、客はつかまらない。 自動車部品を
会見する第三者委員会の山内貴博委員長(右から2人目)=21日午前10時31分、東京都文京区の講道館、内田光撮影 【阿久津篤史、野村周平】全日本柔道連盟の指導者が、指導実態がないのに日本スポーツ振興センター(JSC)からの助成を受けていた問題で、全柔連の第三者委員会(委員長=山内貴博弁護士)が21日、2007年度から12年度に受給した指導者延べ63人中27人計3620万円分について、受給資格が認められなかったとする最終報告書を全柔連に提出した。 また、強化委員会が助成金の一部を指導者から徴収し、強化留保金としてためて飲食代などに充てた問題では、額を少なくとも3345万円と認定した。不正に受給したり目的外に利用したりした受給額は、重複分を除いて6055万円以上にのぼるという。 最終報告書は、受給する指導者の選定は強化委トップが一方的に決めており、全柔連幹部が重い責任を負うべきだと指摘。強
5月3日は憲法記念日。朝日新聞社が憲法をテーマに行った全国郵送世論調査の回答を見て、作家の雨宮処凛さんは不思議がった。「もしこれが1人の人間の思考だとしたら、とても心配。ものすごく矛盾していて……」。映画監督・作家の森達也さんは、9条を変えないという人が多かったのは「意外だった」と驚いた。神戸大名誉教授の浦部法穂さんは、今の国会議員は「憲法をいじる資格はない」と手厳しい。好調アベノミクスと同時進行する改憲の動き。3人の識者が語る憲法と日本社会とは――。 改憲手続き緩和、反対54% ■映画監督・作家で明治大特任教授の森達也さん 憲法9条を変えない、という意見が多かったのは、意外だった。 総選挙では予想通りというか、予想を上回るほどの自民党圧勝だった。小選挙区のマジックを差し引いても、自民党や安倍政権への支持が強いのは間違いない。票を入れた人の多くは、憲法9条改定にも賛成なのだろう、と思い
「千葉都民」を乗せて走る北総鉄道。ニュータウン開発の誤算とバブルのつけを背負い、高額運賃が続く=千葉県鎌ケ谷市の新鎌ケ谷駅北総鉄道に乗る石垣理生さん。高校時代から高い運賃に悩まされてきた=千葉県白井市北総線の路線図 【佐藤清孝】東京都東部と千葉県北西部をつなぐ北総鉄道の運賃は高すぎる――。沿線のニュータウン住民らがそう訴え、国を相手に上限運賃の認可取り消しを求めた行政訴訟の判決が26日、東京地裁で言い渡される。高校と予備校への通学で4年間乗り続け、「おかしい」と提訴に踏み切った男子学生も原告の一人。「高い運賃に待ったがかかれば」と願う。 「なんでこんなに高いの?」。沿線の千葉県白井(しろい)市に住む石垣理生(みちお)さん(19)は高校入学後、別の鉄道を使う友人の通学定期券と見比べ、首をひねった。 通学路線は北総鉄道の千葉ニュータウン中央駅から新鎌ケ谷駅を経て、京成電鉄の千葉中央駅まで
東京都営バスの支所の跡地。再開発が予定され、現在は一部が駐車場として利用されている=東京都目黒区 【岡戸佑樹】東京都営バスを運営する都交通局が、不動産ビジネスに力を入れている。収入の柱だった東京電力株の配当が原発事故後に無配となり、バス事業が赤字に転落したからだ。事業の合理化で空いた土地を活用し、経営の立て直しを目指す。 「都心の一等地にこれだけのスペースがあれば、かなりの収益が期待できる」 高級住宅街にほど近いJR目黒駅前。都交通局の担当者は、約1万平方メートルの都営バスの支所跡の土地について、こう説明する。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連リンク東京都のニュースは地域情報ページでも
【工藤隆治】ボーイング787型機のトラブルで、日本航空機と全日空機の炭化したバッテリーは、トラブル直前まで正常に動作していたことが運輸安全委員会の調査で23日わかった。全日空機では機内で異臭がしたのとほぼ同時に電圧が急落していた。運輸安全委は、バッテリー以外に問題があった可能性もあるとみて充電器などの調査に乗り出す。 運輸安全委によると、787型機のバッテリーは八つのリチウムイオン電池を直列につないだ構造で、正常ならフル充電で32ボルトの電圧を示し、残量に応じて電圧が下がる。高松空港に緊急着陸した全日空機のデジタル飛行データ記録装置(DFDR)を解析したところ、離陸後から電圧は約31ボルトで推移していた。工藤正博・首席航空事故調査官は「バッテリー全体としては正常で、過充電を示す状況はなかった」と述べた。 だが、離陸の約15分後に操縦室内で異臭がし、バッテリー不具合の計器表示が出たのとほ
【井上充昌】愛知県蒲郡市の市立中学校で昨年末、理科の男性教諭(23)が、授業中に実験を失敗した罰として、生徒2人に塩酸を水で薄めたものを飲ませていたことがわかった。生徒に健康被害はなかったが、同市教育委員会は「不適切な指導」として教諭の処分を検討している。市教委は、学校名や生徒の学年、性別を明らかにしていない。 市教委の発表によると、教諭は昨年12月18日、理科の授業で砂鉄と磁石を使った実験をした。実験前にクラス全員に「失敗したら塩酸を飲んでもらうよ」と伝えた。生徒2人が失敗したため、教諭が市販の濃度35%の塩酸の液を水で100倍に薄めたもの15ミリリットルをビーカーで作った。 教諭はクラス全員の前で、自分でなめてからビーカーを2人に渡した。1人はすべて飲み、もう1人は口に入れた後ではき出したという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログイ
【高野遼】自分の曲をカラオケで再生→全国ランクでトップ入り――。こうした手口で多額の著作権料を受け取っていた大阪府岸和田市の男性に対し、東京地裁(大須賀滋裁判長)は21日、2年半の間に受領した約1700万円を日本音楽著作権協会(JASRAC)に返還するよう命じる判決を言い渡した。 判決などによると、男性は自分で作詞・作曲した演歌調の曲やバラード調の曲をカラオケ会社に持ち込み、有料で配信楽曲に入れてもらうサービスを利用。自宅や知人宅など16カ所にカラオケ端末を置き、2009年から自分の曲を再生し続けた。複数の端末は同じ場所に置かれ、スピーカーにも接続されていなかった。 3カ月で約100万回再生された時期もあったが、99%以上は男性が設置した端末によるものだった。1カ月間、1日17時間以上歌い続けたことになる端末もあった。09〜11年に大手カラオケ会社のランキングでAKB48などの人気曲を
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