総務省が30日発表した2009年の全国消費実態調査によると、千世帯当たりの自動車の所有台数が、04年の前回調査を2・2%下回る1414台となり、調査対象に自動車を加えた1964年以来初めて減少に転じた。 50歳代以下のすべての年代で2004年調査を下回り、特に40歳代や30歳未満が6%を超える減少幅を記録。総務省は「若年層の車離れの傾向が顕著になっている」と分析している。 調査によると、09年の軽自動車の所有台数が04年調査より増えたが、普通自動車などの減少を補えなかった。 調査は全国から抽出した約5万2000世帯を対象に、09年9~11月に実施した。(共同) [2010年7月30日21時31分]