2017年は3つの技術に注目が集まった。対話型のスマートスピーカー、廉価で高性能なVR機器、そしてAIの急速な進化だ。これらの流行は18年も続くのだろうか。ジャーナリストの佐々木俊尚氏は「情報通信テクノロジーは常に、インプットと計算、そしてアウトプットという3つのプロセスから成立してきた。ただの流行では終わらない」と解説する――。 スマートスピーカーが持つ本当の意味 2017年に起きた情報通信テクノロジーの3つの出来事から、近未来のトレンドを考えてみたい。その3つとは、スマートスピーカーの発売、廉価で高性能なVR(仮想現実)/AR(拡張現実)機器の発表、そしてAI(人工知能)の急速な進化である。 まずスマートスピーカーからスタートしよう。この分野の代表的な製品であるアマゾンの「アマゾンエコー(Amazon Echo)」が11月、ついに日本でも発売された。アマゾンの製品としては、電子書籍リー
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