財政再建に取り組む大阪府の橋下徹知事を応援しようと、知事の「ファン」を名乗る大阪市の高齢女性が3月中旬、ふるさと納税制度を利用して府に1億円を寄付していたことが10日、分かった。 ことあるごとに府民らに寄付を呼び掛け、ゆかりのタレントにも依頼するなど力を入れている橋下知事にはうれしい知らせ。担当者も「知事の人気のおかげ」と感激している。 府地域福祉課によると、3月17日に女性から「知事を応援したい。福祉に使ってほしい」と電話が入った。その後、女性が現金1億円をリュックサックに詰めて家族と一緒に府庁を訪れた。 橋下知事は急きょ、昼休みを利用して女性と面会。「財政難で困っていると聞いた」との申し出に恐縮しきりで、その後記念撮影をしたという。 大阪府は御堂筋のイチョウ並木をイルミネーションで飾り付ける事業や、子どもの学力向上策を充実させるため、ふるさと納税を利用した寄付を呼び掛けており、2008