NECの元社長で名誉顧問の西垣浩司さん(72)が2日、東京都練馬区の自宅で首をつって死亡していたことが、警視庁石神井署への取材でわかった。 同署は自殺とみて調べている。 同署幹部によると、西垣さんの妻(69)が2日夕、買い物から帰宅したところ、西垣さんが2階寝室のドアノブにシーツをくくりつけ、首をつっているのを発見し、110番した。遺書などは見つかっていないが、西垣さんは半年前から体調を崩し、近く入院する予定だったという。 NECによると、西垣さんは1999年3月に社長に就任し、経営改革などに取り組んだ。退任後は副会長、特別顧問を経て、2010年7月から名誉顧問。