Japan Times の一面のヘッダーの部分には、"All the New Without Fear or Favor"というスローガンが記されている。「どの国、どの利益集団、どの社会階層に対しても、恐れることなく、またへつらいもしないということで、編集関係者全員が、これを金科玉条として、毎日の仕事にあたっています」と同紙の方がコメントされている。 Without Fear or Favor――恐れることなく、へつらいもしない。毎朝、この言葉を目にするたびに、翻訳も同じだと思う。原文から離れることを恐れすぎると、ワードバイワードな堅苦しい訳になってしまう。だから、離れることをいらずらに恐れすぎてはいけない。勇気をもって、原文が意味するところを適切な日本語で表現する。しかし、そこに恣意的な判断が入ってはいけない。訳文に紛れこんだ勝手な解釈は、作者、読者、そして訳者自身に対する裏切りになるの
![Without Fear or Favor - イワシの翻訳LOVE](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df3a50c14b465108d37d0f484920317dd74971fb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fu.xgoo.jp%2Fimg%2Fsns%2Fblog.png)