オーストリアの首都ウィーンで、食用の幼虫を飼育する装置を開発したカタリーナ・ウンゲルさん(左)とユリア・カイジンガーさん(2016年1月7日撮影)。(c)AFP/Dieter Nagl 【1月22日 AFP】台所でうごめく大量の幼虫は、誰もが好むものではない。潔癖症の欧米人にとってはなおさらだ。だが、オーストリア人の若い2人の起業家にとって、幼虫は地球を救うことのできる「食の革命」をもたらすものだ。 カタリーナ・ウンゲル(Katharina Unger)さん(25)とユリア・カイジンガー(Julia Kaisinger)さん(28)は、たんぱく質が豊富な幼虫を食用として家庭で飼育できる装置を開発した。 「この設計なら、毎週200~500グラムの幼虫が作れる」と、ウンゲルさんは最近首都ウィーンで開かれた試食を兼ねた資金調達イベントで語った。 「冷凍しておいて、普通の肉と同じように調理して食べ