介護業務における身体的負担は、職員にとって重大な問題です。 私のようなリハビリ専門職でも、要介護高齢者の利用者さんに対し「起き上がり」や「車いす移乗」などの動作練習を行なう際、腰や肩に加わるダメージは相当なものです。 ましてや、介護職の方々にのしかかる日々の負担は想像を絶するものでしょう。 《スポンサーリンク》 1.介助(介護)技術は万能ではない 2.扱いにくい『スライディングボード』 3.介護ロボットは5年後に普及する? 4.介護問題の縮図 1.介助(介護)技術は万能ではない 先日、48歳の女性PTであるK主任が、男性の入所利用者・Aさんの「ベッドからの起き上がり→車いすへの移乗」までの介助を、単独で試みていました。 Aさんはかなりの大柄で、しかも両脚の筋力は弱く、ほぼ全介助レベル。 もともとは介護士が1名で介助していたようですが、最近は身体機能低下により難しくなってきているとの事。 そ