東京・池袋の都道で19年に乗用車が暴走し、松永真菜さん(当時31)と長女莉子ちゃん(同3)が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪で在宅起訴された、旧通産省工業技術院元院長・飯塚幸三被告(89)の第7回公判(下津健司裁判長)が27日、東京地裁で開かれた。この日は、飯塚被告の被告人質問が行われた。 ◇ ◇ ◇ 公判後、被害者参加制度を使って裁判に参加した、松永拓也さん(34)と真菜さんの父上原義教さん(63)が会見を開いた。松永さんは「加害者が自分の意思を初めて語る場になった。むなしさと悔しさ…加害者の人間性が、よく出ていたんではないかと。全て記憶に基づいて話されていた。ただ私は、やはりドライブレコーダーの映像が、いわゆる事実だと思う。見たという自転車をバイクに変遷したが、ドラレコには自転車もバイクも映っていなく懸け離れている。加害者が持っている記憶と事実が違うのは1つ