新潮社が8月に創刊する「新潮文庫nex」。 これが果たしてラノベなのか否かというのが話題になりました。 今年のライトノベル定義論ブームは「ロードス島はライトノベルの起源」説以来2度目です。
先日、『ゲーム・オブ・スローンズ』でキット・ハリントンが演じたキャラクター、ジョン・スノウを主人公とする後日譚の製作が進んでいることはお伝えした通り。そのことについて、原作者であるジョージ・R・R・マーティンが自身のブログに詳細なコメントを綴っている。米TV Lineほか複数メディアが伝えている。 ... そのキャンペーンとは、「私がこれから書く"氷と炎の歌"小説のなかで、あなたの名前をもつキャラクターを登場させます」というもの。キャラクターは男性と女性がそれぞれ一人ずつ用意され、応募者が小説世界における身分を自ら選ぶことができる(王侯貴族、騎士、農民、貴婦人、学匠"メイスター"、司祭"セプトン"など)。そして、それらのキャラクターはむごたらしい死に方をするという。応募には2万ドルが必要だ。 また、さすがに2万ドルは高すぎるという人のために、「マーティンと一緒に朝食(1万5000ドル)」「
2014年に100周年、日本でいちばん平凡な名前の出版社の非凡で、ちょっと大きめの、にくいやつ平凡社ライブラリー誕生秘話(?)。 ウェブ平凡 http://webheibon.jp/ 続きを読む
腐女子の皆様とそうでない皆様、こんにちは! 今回は、去る4月19日に開催された第五回翻訳ミステリー大賞・授賞式&コンベンション内、通称「腐部屋」で行ったトークイベントと、それに先立ってお願いしたアンケート結果のご報告です。 新装版 真夜中の相棒 (文春文庫) 作者: テリーホワイト,Teri White,小菅正夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る まず腐部屋トークでは、あの不朽の名作、テリー・ホワイト『真夜中の相棒』復刊祝賀企画として、文藝春秋の永嶋俊一郎さんをゲストにお迎えしました。永嶋さんからの粋な差し入れ、“腐った”高級チーズの香りが充満した部屋の中、『真夜中の相棒』と、腐読みについていろいろと興味深いお話を伺いましたので、その一部をご紹介いたします。 新装版 ホワイト・ジャズ (文春文庫) 作者: ジェ
記事名そのまま。SFが好きなのに科学ノンフィクションを読んでない人をみると「現代の最先端科学なんて、どれもほとんどSFでめちゃくちゃ面白いのにもったいない!」と思う。こんなことを考えたのも昨日、オービタルクラウドを最近出したばかりのSFジャンルをメインに執筆している藤井太洋さんのASCII.jp:ITとともに生まれた産業革命に匹敵する本質的な方法論 (1/4)|遠藤諭の『デジタルの、これからを聞く』 こんなインタビュー記事を読んだからだ。 藤井さんはデビュー作であるGene Mapperを含め、現代で可能な科学技術の延長線上に起こりえる地続きの未来描写が特徴的で、「今・ここにある技術の凄さ」が感じられるところが毎回凄いんだよなあとこれを読んでいて思い返していた。またそこで使われているアイディアは現代でもそのまま使えるものが多いし。技術的には現実が既にSFなのだ。 透明マントだって現実化して
近未来のイスタンブールが舞台。筋立てはテクノスリラーだが、展開する情景は先鋭SF(次世代サイバーパンク?)、局面によってはマジックリアリズムの読み味すら加わる。そして、何にもまして都市小説だ。たんなる異郷趣味にとどまらず、地政的にも歴史背景的にも(おそらく市街様態においても)、イスタンブールという空間を抜きにして考えられない。 発端は、月曜日朝、トラム(路面電車)での自爆テロだった。窓とドアが吹き飛んだが人的被害はなし。車中に居合わせた青年ネジュデットは、温かい飛沫を浴びるがそれは血ではなかった。しかし、その事件から彼はジン(魔物)を目にするようになる。トイレから出てくると、ハンドドライヤーの上にまるまる太った赤ん坊のようなジンが炎をあげていた。同僚に相談したところ、「ジンっていうのは、おれたちの宇宙と交差する別の宇宙のなかのおれたち自身だ」という説を教えられる。「まあ、自爆テロに遭遇した
「ハーバード大学の図書館には、人間の皮膚をカバーに使用した本が3冊保管されている」と、Roadtrippersで紹介され海外でちょっとした話題になっている。 数年前に発見されたこの3冊の本は、カバーがあまりにも奇妙だったことから、調べてみた結果、その材料に人間の皮膚が使用されていることが分かったという。 【画像付きの元記事はこちら】 人間の皮膚で本をカバーするという習慣は、17世紀頃かなり人気があったようで、こうした装丁は『人皮装丁本』とよばれていたとのこと。 さらに、記事によるとそのうちの1冊にはこんなことが記されていたという。 「この本の装丁はWavuma族によって、1632年8月4日に生きたまま皮膚をはがされた、私の親友、Jonas Wrightが残したものである。この本はMbesa王が私に下さったもので、これは貧しかったJonasの持ち物の中でも意義のあるものであった。Jonasの
Space, the Final Frontier? 作者: Giancarlo Genta,Michael Rycroft,Franco Malerba,Michael Foale出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2003/02/13メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 稲葉振一郎がシノドスに「『宇宙SF』の現在」(2014.03.22) なる一文を寄稿している。 論点としては、最近のSFでは宇宙進出がバーチャル化されていて、生身の人間の移住が出てこないということ。稲葉大人はそれが、異星人の必要性のためだと主張している。異星人に「他者」(これってときどき文系の人が使う、大仰でとんでもない絶対理解不能者みたいな意味じゃなくて、ちょっとちがう相手、くらいの意味の他者だよね? カッコつける必要ないと思う)として出てきても
「宇宙SF」の現在――あるいはそのようなジャンルが今日果たして成立しうるのかどうか、について 稲葉振一郎 社会哲学 情報 #タウ・ゼロ#超人類#ポストヒューマン#synodos#老人と宇宙#シノドス#フェッセンデンの宇宙#SF#天の光はすべて星#ロケット・ドリーム#最後にして最初の人類#スター・トレック#スターメイカー#ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選#第六大陸#ディアスポラ SFにとって伝統的なペット・テーマである宇宙――宇宙開発、星間文明、異星人との接触といった主題系は、近年やや存在感を弱めているように思われる。マリナ・ベンジャミンのルポルタージュ『ロケット・ドリーム』(青土社)は、従来考えられていたより宇宙航行は生身の人間にとってはるかに過酷であること(放射線被曝、無重力等の人体への悪影響等々)、地球外知的生命探査(SETI)が今のところほとんど成果をあげられていな
先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、
Comment by TheKronk 君たちのお気に入りのディストピア小説って何? ただし「1984」と「すばらしい新世界」以外で。 <ディストピア小説> ディストピアまたはデストピア(英語: dystopia)は、ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。一般的には、SFなどで空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会という着想で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。 ディストピア reddit.com/r/AskReddit/comments/1ttkon/what_are_your_favorite_dystopian_novels_that/関連記事 「外国人がオススメする至高のSF小説17冊」海外のまとめ 「外国人がオススメする至高のSF小説20冊」海外のまとめ 「外国人がおススメする秀逸なショートショート作品20編」海外のまと
両極端は一致する。両極端は繰り返す。 巨大宇宙船を建造して星の海を旅することを夢見た父と、伝説のカヌーを復元して北の海を旅することを選んだ息子のドキュメンタリー。交わることのない父子の生き方に、技術主義、自然主義のライフスタイル、世代の断絶を盛り込み、ロードムービーのように再現してみせた二重伝記。 初読のときは息子、ジョージ・ダイソンに寄り添って読んだが、いまは父・フリーマン・ダイソンの視線で読み直す。世界的な物理学者が、息子の成長にとまどい、その感性に驚き、反発する内心を思いやりながら読む。数学と物理学をやり直しているおかげで、父ダイソンの偉大さが分かる。相対性理論と量子力学を統合する数式(ダイソン方程式)を成立させただけでなく、ファインマン・ダイアグラムを数式化して理解を広めた功績は大きい。 しかし、父ダイソンが造ろうとした宇宙船は噴飯ものだろう。燃料ロケットではなく、核爆弾を使うのだ
645 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2013/12/02(月) 10:51:32.08 ID:zSppNllY 全部ラノベでいいよ あれがラノベじゃないこれがラノベじゃないって全部切り落として行ったら 領土が極小になったSFやバチカン市国みたいになるぞ 655 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2013/12/02(月) 16:59:45.81 ID:prtP2o5c [2/2] >>645 SFが冬の時代を脱したどころかいま夏の時代になってることを知らなそうだな 657 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2013/12/02(月) 17:23:59.58 ID:DQyiYzu/ [2/2] SF冬の時代、ラノベレーベルでホソボソと息をつないだ感じ。 658 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:20
世間一般様から「読書家」とひとくりりにされ、一束十円のブックオフ価格で流通している今日このごろの読書ファッションクソ野郎どもであるけれど、その内実はピンキリで、とりあえずジャンルや内容や分量に関わらず月に三冊以上読んでいれば全国平均的に照らして「かなり読んでいる」ほうの部類に入る。 数を誇りがちなのは男だ。 数をこなしたからといって偉いわけではないと口ではうそぶきつつ、「いやあ、今年は千冊も読めなかったよ」だとか「一日頑張れば十冊は行けるね」だとか「○○の必読本リストは○冊しか読めてないな」だとかなんでもかんでも数字に還元する。 別に速読はクソだとか熟読こそ至高だとかいう議論をしたいわけじゃない。ヴォルター・ベンヤミンは生涯で1700冊しか本を読まず、一方でレヴィ=ストロースは一冊書くために7000冊を読み、イケダハヤトは年速500冊を読破し、ボルヘスは「1000冊も読める人間など存在しな
人生は短く、読む本は尽きない。 せめて「わたし」が知らない凄い本と出合うべく、それを読んでる「あなた」を探す。このブログに込めた意味であり、このブログを通じて数え切れないほど「あなた」に教えてもらった。 ともすると自分の興味を森羅と取り違えがちなわたしに、「それがスゴいならコレは?」とオススメしてくれる「あなた」は、とても貴重で重要だ。そんな「あなた」のおかげで、ネットやリアルを通じて出会い、ここ一年で読んできた中から選りすぐりを並べてみる。 なお、ここでの紹介は氷山の一角、一番新しくアツいのは、facebook「スゴ本オフ」を覗いてみてほしい。読まずに死ねるか級がざくざくあるゾ。 フィクション ■ 『東雲侑子は短編小説をあいしている』 森橋ビンゴ(ファミ通文庫) ラノベを読むのは、存在しなかった青春を味わうため。 「いいおもい」なんて、なかった。劣等感と自己嫌悪に苛まれ、鬱屈した日々が終
11月15日、《戦闘妖精・雪風》《敵は海賊》など神林長平作品42点、《ダーティペア》など高千穂遙作品10点、小川一水作品11点など人気作家の定番SF作品100点の電子書籍版を、主要取り扱い電子書籍ストアで一挙に配信いたします。 該当タイトルは以下。続々と登場する早川書房の電子書籍にぜひご注目ください。 『The Indifference Engine』 伊藤計劃 『リリエンタールの末裔』 上田早夕里 『OUT OF CONTROL』 冲方 丁 『微睡みのセフィロト』 冲方 丁 『マルドゥック・ヴェロシティ1〔新装版〕』 冲方 丁 『マルドゥック・ヴェロシティ2〔新装版〕』 冲方 丁 『マルドゥック・ヴェロシティ3〔新装版〕』 冲方 丁 『マルドゥック・フラグメンツ』 冲方 丁 『Self-Reference ENGINE』 円城 塔 『Boy’s Surface』 円城
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く