鳥山仁 @toriyamazine (1)娯楽に限らず、長編小説における文章の上手い・下手を判断する方法はそれほど難しくない。文章を仮にA・情景描写、B・行動描写、C・心理描写と分類して、あるシーンから次のシーンに切り替わる際に、行動描写をつなぎとして使っているかどうかを見ればいい。 鳥山仁 @toriyamazine (2)文章の下手な作家は、ほぼ例外なく心理描写をシーンの切り替えのつなぎに使う。だから、行動描写に意味が無くなり、ページを稼ぐための文字の羅列になる。上手い作家は、キャラクターの行動が次のシーンを「引き起こす」ように書けるので、文章に途切れ目がなく、滑らかな読み味になる。 鳥山仁 @toriyamazine (3)行動描写をシーン毎の「つなぎ」に利用できると、ストーリーの展開を時序列通りに書き進めることが可能になる。ところが心理描写をシーン毎の「つなぎ」に利用すると、キャラ