夏休みは読書シーズンなのでしょうか。この時期、「読書特集」を組む雑誌は多く、本誌も例外ではありません。 でも、緑陰で読書できるなど、一部の人。この蒸し暑さの中で、本を読む気になどなれない人が多いはず。それでも読書特集を組むのは、要するに編集者が夏休みを取りたいのでしょう。 などと憎まれ口を叩くのはやめておきましょう。私も物書きのはしくれ。みんなに本を読んで欲しいからです。 本誌「8・12/19」夏季合併号(ほら、やっぱり1週休んでいる)の特集は、「いま、読むべき本」。この中に、現代アメリカを代表する作家6人の座談会が掲載されています。日本の雑誌では、見たことのない企画。これが、面白いのなんのって。物書きとしては、身につまされることばかりです。 「(書き続けるのは)強迫観念に近い。ある意味で完全な狂気だと思う。やめてしまおうと思うこともあるけれど、そんな気分が続くのはせいぜい2日」と語るエリ
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