つえを突いて歩く高齢の男性、仏西部ナントで(2017年3月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/LOIC VENANCE 【4月4日 AFP】安楽死が合法化されているオランダで、病気でなくても人生は「完結した」と感じている高齢者が自殺ほう助で死ぬ権利を法的に認めるよう、安楽死法の適用対象を拡大する動きをめぐり、国内の医師らの団体が反対を表明した。 オランダは2002年、隣国ベルギーと共に世界で初めて安楽死を合法化している。 昨年10月、オランダ保健相と司法相が議会に書簡を送り、安楽死法が適用される人の対象について、病気でなくても「人生に意味を見いだせない」人をはじめ、「自立性の喪失を深く感じている」人や「孤立したまま、あるいは愛する人を亡くして孤独になった」人にまで拡大すべきだと提案した。 これに対し、医師および研修医およそ5万9000人が所属するオランダ医師連盟(Dutch Doctor