アウトラインプロセッサー 長いMacとの付き合いの中で、最も使い込んだ考えるためのツールは、前回紹介したドローソフト「MacDraw」ともうひとつ、「Acta※1」というアウトラインプロセッサーである。 ※1 '86年にデスクアクセサリーとして世に出た「Acta」は、その後長きにわたって開発が続いたものの、OS X対応版が登場することはなかった。しかし、その流れを汲んだアウトラインプロセッサー「Opal」が米A Sharp社より発売されいてる。また、クラシック環境で動作する「Acta Classic」はフリーウェアとして同社のウェブサイトで配布中だ。 思考のツールに求められるものは、ツールがサポートする情報表現の柔軟性と人間の思考スタイルとの間の「インピーダンス・マッチング※2」である。つまり、考えた内容をロスすることなく、ツールが思考をどこまで表現しうるのかということだ。 ※2 本来「イ