計算の結果、シンデレラのガラスの靴は砕けてしまうことが分かった。これでは恋は実らない。(PHOTOGRAPH BY AF ARCHIVE, ALAMY) 真夜中の鐘が鳴り、シンデレラは王宮の舞踏会から走り去る。残されたのはガラスの靴が片方だけ。王子はこの靴を持って王国中を探し回り、ついに靴がぴったり合う女性を見つけ出して結婚した。誰でも知っているおとぎ話だ。 しかし、物理学を専攻する学生たちが、ガラスの靴にかかる負荷を計算して耐久性を評価したところ、シンデレラの幸せは、もろく砕け散っていた可能性が高いことが分かった。 彼らによると、シンデレラが両足でじっと立っているときには、下向きの力は左右のガラスの靴に均等に分散している。しかし、歩いたり走ったりすると、下向きの力がすべて片方の足にかかってしまう。 結論は? ヒールの高さが1.3センチ以上になると、ガラスの靴は割れてしまう。だから、シンデ