サラリーマンとして生きていくなら、従うべき流儀がある。会社の中でいつのまにか「使いにくい頑固な変わり者」にならないために知っておくべきこととは――。会社を辞めて起業の道を選んだ元サラリーマンが振り返る。 1つの会社で19年、サラリーマンとして勤めた。 残念ながら、僕のサラリーマン人生は失敗だった。まだ、課長レベルだったけど、すでに先は見えていた。 自分ではデキるつもりで突っ走っていたけれど、自分なりに壁を感じていたし、人事の同期から漏れ聞く会社の評価も中程度のものであった。 僕らの世代(いま50代中盤)のサラリーマン人生も過酷だ。 順調な人たちはすでに取締役になっているが、最近のリストラで、いまさら会社を辞めざるを得ない人もいる。 サラリーマンを続ける以上、上から評価されるようにしなければ、若いころのわずかの差が、20数年後には無残な差となって突きつけられる。 いまでも、ときどき、ああこう