「オリコンチャートをめぐる雑誌記事内の事実誤認に基づくコメントにより名誉が傷つけられた」として、オリコンが音楽ジャーナリストに5000万円の損害賠償を求めて訴えていた裁判で、東京地裁は4月22日、ジャーナリストに100万円の支払いを命じる判決を言い渡した。ジャーナリストによるオリコンへの反訴は棄却された。 オリコンが訴えたのは、音楽ジャーナリストの烏賀陽弘道さん。2006年に月刊誌に掲載された記事中で、烏賀陽さんが編集部の電話取材にこたえてコメントした内容が「事実誤認に基づいており、名誉が傷つけられた」などとして同年12月に提訴した。 記事を掲載した出版社ではなく、記事中でコメントしたジャーナリストを訴えた異例のケースだったため、ネットユーザーやジャーナリストから「言論妨害ではないか」と批判が相次いでいた。烏賀陽さんは「訴訟は恫喝などが目的であり、訴訟権の乱用に当たる」として1100万円の
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