スポーツナビ | サッカー｜日本代表｜海外でプレーする選手たちが攻守に好影響をもたらしたオマーン戦やキリンカップのサッカーを見ると、岡田監督になって最初のチリ戦（０−０／１月２６日・国立）のイメージをブラッシュアップさせているように感じました。チリ戦のように前からボールを奪いに行ったり、攻守の切り替えを早くしたり、球際で厳しく行くのは、岡田監督がやりたいサッカーのベースだと思います。最近の３試合では、目の前の１試合に合わせるのではなく、まずは守備の部分でのチームのベースを継続的に作っていこうという意図を感じます。 ただ、攻撃面ではチリ戦とは違っていました。チリ戦では、ボールの近くにどんどん人数をかけて、狭い局面でも崩し切れれば崩し切る。くさびのパスをしつこく入れて、相手を寄せて、そこで初めてオープンスペースを使って守備を破っていくイメージでした。しかし、オマーン戦の攻撃はそうではなかった。その証拠に、くさびのパスがすごく少なかった。特に中央からのくさびはほとんどなくて、アン
