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ブックマーク / sportsnavi.yahoo.co.jp (128)

  • スポーツナビ|欧州サッカー|オランダ[エールディビジ]|カレン・ロバート、新たなチャレンジを求めて(1/2)

    「カレン・ロバートが海外移籍へ」――その第一報を耳にした昨年末、正直なところ驚いた。ここ数年、人の海外志向を間接的に耳にすることはあったが、どことなく現実のものに思えなかったからだ。なぜかといえば「顔は外国人だけど、学生時代の英語の成績は(5段階評価の)3。家族で唯一、英語が話せない」と自らを茶化して笑わせることがあるように、その印象が強く、まさか気で海外移籍を実行に移すとは考えられなかった。だがもちろん、そんな単純なイメージから来る驚きだけではない。実際にJリーグでの活躍自体、聞こえなくなって久しいものとなっていたのだ。このまま、プレーヤーとしては若くしてフェイドアウトしてしまうのではないか? そんな不安さえ抱かせるほど、カレンは過去の選手になりかけていた。 あらためてキャリアを振り返ってみると、カレンはサッカーエリート街道を何の躊躇(ちゅうちょ)もなく進んできた。市立船橋高では2

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|松田直樹「カズさんがやめない限りやめたくない」(1/2)

    ■16年間マリノスにいたので不安はありました 今日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。長野県松市にある松山雅というチームに入団させていただくことになった松田直樹と申します。会社、チーム、ファン、サポーターが一丸となって必ずJ2に上がりたいと思っています。今日はよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ――J1の横浜F・マリノスからJFLに移籍することの不安や葛藤はなかったのか 正直、16年間マリノスにいたので不安はありましたけど、スタジアム(アルウィン)を見に行って、(大月弘士)社長の熱意や加藤(善之)GM(ゼネラルマネジャー)の話を聞いたところで、不安は消えていきました。そして松山雅は目標が決まっているチームなので、そこに向かって自分の経験や力を協力させてもらえればと思い、入団を決めました。ですから今は葛藤とかはありません。 ――横浜で引退せず現

  • スポーツナビ | 全国高校サッカー選手権大会 | 第89回 | コラム・会見 | ユースが示す高校サッカーの意味(1/2)

    「ウチの子はまだ人間的に甘えがある。教育ができていない。このままではプロでやれないから、大学で4年間頑張ってもらって、そこで人間的に成長してほしい」 レコーダーを回していたわけではないので、記憶から引っ張り出してきた言葉だが、大筋では間違っていないと思う。そんなことを言われたのは、ある年の暮れだった。「今年はユースから誰も上げないんですか?」という問いに対するJリーグ某クラブの強化担当者(いわゆるスカウト)の答えである。恐らく正直な見解だったと思うのだが、この答えにある種の違和感を覚えたのも事実だ。 そもそもこの問いを発したのは、そのクラブが高校サッカー部に所属する某選手を獲得すると発表した直後だったからだ。「ポジションのかぶるユースのあの選手は上がらないということかな?」と確認したくて聞いてみたわけだ。 このやり取りから、その強化担当者が4つのことを考えていたと推測できる。つまり、

  • スポーツナビ|欧州サッカー|欧州その他|本田圭佑が語る“メンタリティー”(1/2)

    田はクリリヤ・ソビエトフ戦で後半の45分間プレー。ボールを落ち着かせるなど自らの役割を果たした【Getty Images】 CSKAモスクワは7日、クリリヤ・ソビエトフと戦い、乱戦の末に4−3で逃げ切った。田圭佑は後半の45分間プレーした。 12位のクリリヤ相手に、CSKAは立ち上がり8分間であっさりと2点を先取した。一見、CSKAが力の差を見せつけたかのような立ち上がり。しかし、ピッチの上では巨漢MFイバノフのゲームメークにCSKAは苦しめられていた。9分にネチドの見事なシュートでCSKAが2−0としていたが、その直前のプレーではイバノフのスルーパスが際どくオフサイドとなり、CSKAは命拾いした。このシーンでは、右サイドバックを務めたA・ベレズツキがラインを見失っていた。 その後、前半はクリリヤの一方的な展開になった。CSKAはどうしても中盤で負けている。この日のCSKAのセンタ

  • スポーツナビ|欧州サッカー|欧州その他|巻誠一郎、30歳からの伸びしろを感じて(1/2)

    ロシアの大きな国土には、さまざまな地域があり、時差とも戦わなければならない【Photo:photoXpress/アフロ】 今回のロシア取材では2つのゲームを取材した。1つが10月27日のディナモ・モスクワ対CSKAモスクワ戦、もう1つが31日のトム・トムスク対アムカル・ペルミ戦だった。 前者は優れた外国人選手を擁する両チームの激突とあって、華麗なアタッキングフットボールが繰り広げられた。田圭佑が「ロシアはミニチュアプレミアリーグみたい」と言うのもうなずける内容だった。 けれども、後者の方はフィジカルを前面に押し出した守備的なサッカーに終始した。ディビジョン1(2部リーグ)降格危機にひんする下位同士の争いだけに、つぶし合いの色合いが濃くなってしまうのだろう。 巻もそんなロシアの現実を目の当たりにし、この3カ月間で自分のプレーに工夫を凝らしている。ロシアの難しさとは一体どんなところなの

  • スポーツナビ|欧州サッカー|欧州その他|巻誠一郎、未知なる異国で生きる道(1/2)

    2006年ワールドカップドイツ大会のサプライズ選出から4年。巻誠一郎は今夏、ロシア・プレミアリーグのアムカル・ペルミで、新たなるキャリアをスタートさせた。 ドイツで世界の舞台に立ち、その後のオシムジャパンではFWの大黒柱に据えられた男にとって、ジェフ千葉のJ2降格、そして今季の苦境は予期せぬものだった。1年でのJ1復帰を誓った彼が直面したのはまさかの控え生活。そして今季限りでの契約打ち切りを通告される。「僕にとってはマンチェスター・ユナイテッドやバルセロナと同じ価値がこのクラブにはある」と口にするほど、千葉を愛していた巻にとっては、大きな挫折だった。 そこで決断したのが、ロシアという新天地への移籍である。異国から届いたオファーを快諾した彼は今、慣れない環境で日々、模索を続けている。そんな巻に現地で会い、ロシアでの生活やプレーの難しさなど近況を聞いた。 ■ロシアサッカーは全く分からな

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|清水の決断、長谷川監督退任が意味するもの(1/2)

    今季限りでの退任が発表された長谷川監督(左)。6年にわたって清水を率いたが、タイトルは獲得できず【写真は共同】 10月31日、全国紙の朝刊に「今季限りで長谷川監督が退任」という一報が打たれた。前日の30日、清水エスパルスは台風の中、ホームのアウトソーシングスタジアムでFC東京と対戦した。しかし、相手に先制を許すといいところなく1−2で敗戦。「監督退任」の報が流れたのはその翌日のことだった。 この日、クラブはオフに入っていたため、11月1日、月曜日の朝になって初めてクラブから、「長谷川健太監督 今シーズン限りでの退任のお知らせ」と正式なリリースが出され、やや遅れてではあるが、コーチングスタッフの退任も決まった。バタバタ騒ぎが続く中、選手たちには、練習が行われる前に早川巖社長自ら説明が行われた。これにより、6年にわたる長谷川政権は今シーズンいっぱいで幕を閉じることとなった。 そして、そこか

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|ナビスコファイナルを堪能する(1/2)

    両チームの看板選手である前田(左)と槙野が競る。ナビスコカップの決勝は、白熱した好ゲームとなった【写真は共同】 ナビスコカップ決勝には、ほかのファイナルにはない独特の高揚感がある。元日の晴れがましさがあふれる天皇杯とも、そして新シーズンの到来に胸ふくらませる富士ゼロックススーパーカップとも違う、同じ国立競技場で行われる優勝決定戦とは明らかに趣を異にする何かが、ナビスコカップのファイナルにはある。秋晴れの11月3日、聖地・国立に向かう道すがら、そんなことを考えていた。 Jリーグ開幕に先立つこと8カ月前、1992年9月にスタートしたナビスコカップの歴史をひも解いてみると、現在のフォーマットに至るまでにはさまざまな曲折があったことが理解できる。当初はJリーグのプレ大会として「オリジナル10」(※Jリーグ初年度に参加した10クラブ)のみが出場。その後、旧JFL所属のJリーグ準加盟チームが参加した

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|未来を感じさせる日韓戦(1/2)

    今年最後の日韓戦が行われるソウルにやってきた。 これまでの訪韓は、うだるような猛暑が続く夏か、あるいは極寒の冬だったりしたのだが、この時期のソウルは気候もすがすがしくべ物も実に美味しい。これであとは、勝利をお土産に持って帰ることができれば、言うことがないのだが……。 ところが、さっそく出鼻をくじかれてしまう。そう、前日の11日に中国で行われた、U−19の日韓戦だ。来年のU−20ワールドカップ(W杯)出場を懸けたAFC U−19選手権の準々決勝。日は前半に2点リードしながらも、その後は相手の徹底したキック&ラッシュに圧倒され、あれよあれよという間に失点を重ねて逆転されてしまう。後半はさらにイライラが募る展開。戦術以前に、日の選手がすっかり腰が引けてしまっていることが非常に気になった。もっともこの試合については、すでに現場で取材された方のレポートがアップされているので、これ以上の言

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|日本人の心をつかんだデビュー戦(1/2)

    はチーム全体での守備を徹底し、アルゼンチンをシャットアウト。メッシにも決定的な仕事をさせなかった【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】 埼玉スタジアム2002のプレスの受け付けで手続きを済ませて、この試合のパンフレットを受け取る。いつもと比べて、ずい分と斬新なデザインだ。白をバックに、白いシャツを着て、腕を組みながら静かに微笑むアルベルト・ザッケローニ監督。頭上に「LEON」のロゴが入っていたとしても、まったく違和感がない。こうして見ると、やはりこの人はイタリアの人なんだな、とつくづく思う。今回のアルゼンチン戦のパンフレットは、いつものように代表選手ではなく、これが日本代表監督としての初陣となるザッケローニをフィーチャーしていた。ここに、日サッカー協会の並々ならぬ意気込みが感じられる。 さて、代表監督、とりわけ海外から招へいされた指揮官の場合、「自分はこのような方針でチームを運営し

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|日本代表メンバー発表 ザッケローニ監督会見(1/2)

    日本代表メンバー発表 ザッケローニ監督会見 (1/2) キリンチャレンジカップ2010・アルゼンチン戦 国際親善試合・韓国戦 原 これから10月8日のアルゼンチン戦、10月12日の韓国戦のメンバーを発表したいと思います。おかげさまで10月8日のアルゼンチン戦のチケットは完売となりました。当にありがとうございます。この場を借りて、サポーターの皆さん、キリングループ各社様、アディダス様、それから日本代表をサポートしてくれている企業の皆様に心からお礼を言いたいと思います。 テレビ放送は、アルゼンチン戦はTBS系、韓国はフジテレビ系列にて全国放送の予定です。チケットを買えなかった方はテレビの前から声援を送ってもらいたいと思います。 今回の試合はザッケロ−ニ監督の最初の試合になります。いい試合をやってくれることを僕も期待しています。彼らコーチ陣がいい成果を出せるように、全面的にサポートしていき

  • スポーツナビ | 野球|コラムイチロー、記録達成で発見した仲間の存在

    昨年9月にメジャー通算2000安打を記録した時と同様、今回もリリーフ投手らによる万歳三唱は、ブルペンコーチを務めるジョン・ウィッテランドの音頭によるものだった。 その瞬間、イチローの緊張が緩む。 「ちょっとほっとしました」 先日(9月18日、現地時間)、日米通算3500安打を打ったとき、イチローは低迷するチームの中で個人記録が注目されることを拒んだ。 「2年前のことがトラウマになっちゃって、あれ以降、僕の中では何を喜んでいいのか、ちょっと分からなくなった」 しかしこの日は、打った瞬間にダッグアウトの選手全員が立ち上がって、拍手を送る。回が終わって守備に就けば、ライトのブルペンにいた投手らが万歳で祝った。 イチローは一人ごちた。 「喜んでもいいんだ……」 ■感情を出すことへの恐れ 2年前、一部のチームメートから、「チームの勝利よりも記録を優先する自分勝手な選手だ」と決めつけられ

  • スポーツナビ|欧州サッカー|ドイツ[ブンデスリーガ]|小野伸二はなぜ輝けないのか?(1/3)

    小野はホッフェンハイム戦で久しぶりに好プレーを披露したが、けがのため今季残り試合の欠場が決まった【Photo:アフロ】 小野伸二にとっては千載一遇のチャンスだったのだ。 2009年4月11日。レギュラーを争うライバルであるミムン・アザウアグが負傷したことで、ボーフムの指揮官マルセル・コラーに選択の余地はなかった。今シーズン、ほぼ戦力として計算していなかった小野をトップ下で起用する。相手は今季トップリーグに昇格して旋風を巻き起こし、ヘルプスト・マイスター(秋の王者)となったホッフェンハイム。その強敵のホーム、ライン・ネッカー・アレーナで、小野は自身の進退を懸ける大勝負に出た。 42分、ボーフムのCKを相手GKダニエル・ハースがはじくと、そのボールが小野の足元に来た。小野が躊躇(ちゅうちょ)なく左足を振り抜くと、そのシュートに反応したエースFWスタニスラフ・シェスタークがつま先でボールを押

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|もっと攻撃的に、もっと前へ(1/2)

    「もっとリスクを冒せ!」 このほど発売されたテクニック「松井大輔のサッカードリブルバイブル」(カンゼン)には、帯部分にこのような一文が掲げてある。同書の監修者である松井の姿勢、そしてサッカー観を的確に表現したコピーだと思う。 2010年ワールドカップ(W杯)出場に王手をかけたバーレーン戦から、一夜明けた3月29日。都内某所にて、松井大輔に話を聞く機会に恵まれた。「南アフリカまであと1勝」に迫ったにもかかわらず、松井の表情は決して明るいものではなかった。無理もない。前日の試合はベンチスタートで、出場時間はわずか11分。持ち味であるドリブルを披露することもなく、結局シュートゼロで終了のホイッスルを聞いたのだから。 前線に敏しょう性のある選手を並べ、高速パスをつなぎまくるという日のコンセプトがより明確になるにつれ、リスクを冒して自らゴールに向かっていく松井の存在感は、次第に薄れつつある

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|元U−17日本代表、一木太郎のセカンドキャリア(1/3)

    サッカー選手としてさまざまな舞台を経験した一木。写真はソニー仙台時代のもの【写真提供:ソニー仙台フットボールクラブ】 「一木太郎」という元フットボーラーをご存じだろうか? もしご存じなら、おそらくそれなりに年季の入ったサッカーファンではないかと拝察する。しかし、だからといって「一木太郎」は大昔のプレーヤーではない。1976年9月1日生まれの現在32歳。現役のJリーガーでいえば、宮恒靖(神戸)や財前宣之(山形)と同期である。いや、むしろ上記2名とは、93年に日で開催されたU−17世界選手権(現U−17W杯=ワールドカップ)の日本代表として共に戦ったチームメート、と紹介すべきなのかもしれない。ちなみにこの時のU−17代表には、松田直樹(横浜FM)、戸田和幸(慶南FC/韓国)、そしてあの中田英寿(引退)といった2002年W杯の日本代表の中心選手たちも名を連ねていた。2年後の「黄金世代」の登

  • スポーツナビ | 野球 | WBC|トピックス|イチロー、輝きは戻らずも「プライド」で勝利

  • スポーツナビ | 野球 | WBC|トピックス|折れかけたイチローの心を支えたもの

    チームメートの支えの中、2安打を記録したイチロー。決勝ラウンドでの活躍に期待がかかる【Getty Images】 「天国か地獄。上に行けてよかった」(イチロー) 5回の1点がいろいろな意味で大きかった。無死一塁で、イチローがバントを失敗。チャンスはしぼみかけたが、中島裕之が粘って四球で繋ぐと、3番の青木宣親がセンター前へ。二塁から岩村明憲が生還して、ベンチが沸いた。――イチローを除いて。 このときの苦しい胸の内。イチローが明かす。 「3打席目のバントの失敗で、ほぼ折れかけていた心がさらに折れて、僕だけキューバのユニホーム(を着ているよう)に見えた……」 青木のヒットが結果的にバント失敗を消し、救われたイチローは「支えくれてありがとう」と素直に感じたという。 ■「すてき」という言葉に込められた思い 「流れを止めてたのは、完全に僕なんで……」 不振の間は、「監督と目が合うときも痛かっ

  • スポーツナビ | 野球 | WBC|トピックス|屈辱のイチロー、韓国の術中にはまる

    また、旗を立てられた。 最後、岩村明憲の三振をネクストバッターズサークルで見守ったイチローは、前回同様、決勝ラウンド進出を決めて太極旗をマウンド上に立てる韓国ナインの姿を横目でとらえながら、ダッグアウトに消えた。 試合後、イチローは比較的早くクラブハウスの外に現れる。 しかし、厳しい表情を崩さず、普段から見る記者の前で右手を軽く挙げると、「お疲れです」と言っただけで通り過ぎ、霧が立ちこめる球場の外へとその姿を隠した。 前回も含め、勝っても負けても会見に応じてきたイチロー。言葉を残さなかったことは記憶にない。 ただ、そこに起因するであろう屈辱は、旗を立てられたことだけではあるまい。 この日もノーヒット。3点を追う5回は、1死一、三塁で打席に立ちながら、セカンドゴロ。その間にチーム唯一の打点こそマークしたが、チームが、人が期待した結果とは、ほど遠いものだった。 先日のキューバ戦

  • スポーツナビ | 野球 | WBC|トピックス|勝利の女神を振り向かせた韓国の“ギャンブル”

  • スポーツナビ | 野球 | WBC|トピックス|イチロー、無安打も田口のヒットで盛り上がる