「現代商船が世界最大の海運アライアンス2M(マースク・MSC)から突っぱねられた(spurn)」。 米有力海運専門紙のJOCが18日に荷主に送ったマースクの説明文を基に掲載した記事の一文だ。海運業はいくつかの大手が同盟を結んで航路を共有するため同盟に加入できなければ海外営業が難しくなる。現代商船と大株主である産業銀行はすぐに「明白な誤報で現在最終加入に向けた交渉が進行中」と反論した。しかしマースクは報道後、「現代商船と別の方式の協力の可能性を考えることもできる」として曖昧な態度を取った。債権団関係者は「2M加入が切実な韓国政府と現代商船の事情を知って主導権を握ろうとする高度な交渉戦略のようだ」と話した。 これは韓国1位の韓進(ハンジン)海運が8月末に法定管理に入ってから国際社会で小さくなった韓国海運業の地位を示す象徴的な場面だ。7月に現代商船が2Mと共同運航了解覚書(MOU)を締結した時だ