「まずは気軽に書く」のもいいけれど…… 作家志望者のみならず、“書く”ことに楽しさを感じている人が、小説よりもずっと気軽に親しんでいるのがエッセイというジャンルになるでしょうか。逆にいえば、日常と地続きであるような親しみやすさが、エッセイのひとつの大きな魅力ともいえます。「小説」となると、いくらか文章を書くことに慣れた人でも、作品が内包すべき文学性や芸術性といったものを壁のように感じ、ひょっとするとたじろぐ部分があるのかもしれませんね。あるいは物語を構築する延々とつづく作業を目前にすると、面倒に思う気持ちが働くのかもしれません。で、翻ってエッセイ。たしかに日々のトピックスをオムニバス状に綴れば一連の“読みもの”にはなります。ですが、“読むに足るエッセイ”となると、話はちょっと違います。誰かが読んで興趣を覚えるエッセイが、ノウハウ不要の誰にでも書けるものかというと、もちろんそんなことはないの
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