東京・武蔵野で活動中の6人組バンド、森は生きている(mori wa ikiteiru)。昨年結成されたばかりにもかかわらず、下北沢のサーキット・イベント「下北沢インディーファンクラブ」やFUJIROCKの新人ステージ「ルーキー・ア・ゴーゴー」への出演を果たしている今注目のバンドだ。その素朴で飾らない音楽をジャンルで言い表すのは難しい。なぜなら、はっぴいえんどの雰囲気を筆頭にカントリー、ジャズ、クラシック、アフロ...たくさんのエッセンスが含まれているから。それらのジャンルの音が適材適所、緻密に組み上げられ、ゆったりと自由に鳴らされている。そんな情報量の多い音楽にも関わらず、メンバーは21歳から27歳まで全員が20代。ボーカル・岡田拓郎は地元で外人客相手のライヴ・セッションをしていたという話もあり、早熟なキャリアを積んできた。 バンジョーの平穏な音色が引き立つ、ブルーグラス的スロー・ナンバー