ロッキング・オン・グループ(株式会社ロッキング・オン・ホールディングス、株式会社ロッキング・オン、株式会社ロッキング・オン・ジャパン)代表取締役社長、渋谷陽一は病気療養のため入院することとなりました。 NHK-FM「ワールドロックナウ」につきましては、番組公式ホームページをご確認ください。 NHK-FM「ワールドロックナウ」
松村も自分でも書いていたが、長い闘病期間が続いていたので、心の準備はしていたが、やはり悲しいし悔しい。亡くなる3時間前まで会っていて、また来るなと言って別れたのに、亡くなったと聞いて信じられなかった。1ヶ月前に孫が産まれ喜んでいた。娘さんも孫の顔を見せたいと言っていて、その望みは叶えられた。 そのお孫さんや家族に看取られての最後だった。安らかに天国へ旅立ったと思う。 友人として距離が近くて、余り追悼文みたいなものが書けない。そうしたものは、次のロッキング・オンに書く。 好きなように生きたんだから、覚悟はできているといっていた。でも後2年は生きたいとも言っていた。 ロッキング・オンの50周年号は読んだらしい。創刊メンバーで50年書き続けたのは松村と僕だけだった。 松村の部屋はビートルズのポスターがたくさん貼ってあった。「まるで学生の部屋みたいでしょう」と家族が言っていたが、本当に学生の部屋み
そもそも僕がロックを聴き始めた理由は、歌謡曲が嫌いだったからだ。 日常の些細なドラマ、恋愛、日々の後悔やささやかな願いなどをわかりやすいメロディーで歌う歌には興味がなかった。 だからロックを聴いた。 世界の終わりや、宇宙や、巨大な欲望や、恋愛を超えた愛を、聴いたことのないビートやメロディーで歌うロックに興味があった。 でも、やはり日本は歌謡曲の国だ。 僕が子供の頃からずっとそうだし、今でもそうだ。 スタイルとしてのロックやポップがこれほど根付いても、結局日本人の耳と心に深く広く沁みわたるのは歌謡曲のメロディーだ。 時代によってどれだけ音楽スタイルの流行りが変わろうと、歌のメロディーはいつだって歌謡メロである。 今の時代も、スタイルはロックやポップやヒップホップだとしても、そこに乗って流れているのは歌謡曲のメロディーであり、そのメロディーの大衆性こそが今でもヒットの最大の要因になる。 この傾
Rolling Stoneが選ぶ「2017年年間ベスト・アルバム50」が発表に。トップの10枚はこちら。 10.Sam Smith The Thrill Of It All 9.Migos Culture 8.Queens Of the Stone Age Villains 7.Taylor Swift Reputation 6.Khalid American Teen 5.LCD Soundsystem American Dream 4.Kesha Rainbow 3.U2 Songs Of Experience 2.Lorde Melodrama 1.Kendrick Lamar Damn. 全50 枚はこちらから。 http://www.rollingstone.com/music/lists/50-best-albums-of-2017-w511763
●セットリスト 1 High Spirits 2 ズッコケ男道 3 言ったじゃないか 4 NOROSHI 5 宇宙に行ったライオン 6 象 ジャムセッション(丸山Solo~) 7 侍唄(さむらいソング) 8 Tokyoholic 9 勝手に仕上がれ 10 LIFE 〜目の前の向こうへ〜 「METROCK2017」の東京2日目。WINDMILL FIELDを埋めたオーディエンスのほぼ全員が、関ジャニ∞というグループについて知っていたはずだ。でも、関ジャニ∞という「バンド」について、お茶の間で親しまれているアイドルである彼らのもうひとつの顔について、ちゃんと理解していた人は多くなかったはずだ。そしてだからこそ、アイドルでありバンドでもあるエイトのふたつの顔がぴったり重なり、多くの人の胸に鮮烈な記憶として刻まれた「METROCK」のステージは、エイトにとっても、あの場に居合わせたオーディエンスに
ダーティ・プロジェクターズが4年ぶりの新曲「Keep Your Name」を公開。本MVを監督したのは、フロントマンのDavid Longstreth と、カニエ・ウェストのクリエイティヴ・ディレクターであるElon Rutberg。曲も興奮だが、映像も素晴らしい。
アデルはドナルド・トランプが選挙キャンペーンで自身のナンバーを使用していることを受け、抗議の意を表明している。 今年の米大統領選に共和党から出馬しているドナルド・トランプは、これまでに自身の選挙キャンペーンでアデルの“Rolling In The Deep”と“Skyfall”を使用していた。 このトランプの行為を受け、アデルのスポークスマンは「アデルは彼女の曲がいかなる政治的キャンペーンに使用されることも許可しない」とコメントしている。 トランプの選挙キャンペーン・ソングについては、過去にもニール・ヤングやエアロスミス等、多くのアーティストが無断使用を非難し拒絶する声明を出していた。 トランプがR.E.M.の“It’s The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)”を昨年9月の選挙集会で使用した際には、バンドは正式に次のような声
ジョージ・ルーカス、ディズニーに謝罪+新『スター・ウォーズ』の「レトロ」な方向性への複雑な心境を語る映像。 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は世界的に記録的な興行成績を獲得し、現時点(1月3日)では、アメリカ国内ですでに『タイタニック』を抜き、史上2位の記録! 上にいるのは『アバター』のみだ。世界的にも、現在史上7位という結果だ。 http://www.boxofficemojo.com/alltime/world/ しかし、世界で唯一(?)、その作品に対して複雑な心境を抱いている人がいる。他でもないジョージ・ルーカスだ。 アメリカでクリスマスイブに放送されたトーク番組”チャーリー・ローズ”での発言が現在世界を駆け巡っている。ディズニーに『スター・ウォーズ』を、2012年に40.5億ドルで売ったことを、「僕は、子供達(『スター・ウォーズ』)を売ってしまったんだ。奴隷(または売春)として
「音楽について書きたい――そんなあなたの文章を募集します」というコピーを掲げて、この冬に第3回目の募集を呼びかけました「音楽文 ONGAKU-BUN 大賞」、その最優秀賞・入賞作品をここに発表します。 今回もみなさんからたくさんの文章が寄せられました。年末のイベントについて書かれたものや、昨年一年を象徴するような作品や出来事について書かれたもの、今年の音楽シーンへの期待を込めたもの、そして人生の長いときをともに過ごしたアーティストについて綴られたものなど、回を重ねるごとに題材が広がり、この企画が音楽を愛するさまざまな人たちに読まれ、深まっていることを実感しました。そして、毎回書いていることですが、送られてきたみなさんの文章は今回も本当に素晴らしいものばかりでした。 悩みに悩み抜いた選考の結果、最優秀賞と入賞、それぞれの作品をここに発表させていただきました。ぜひ、受賞作すべてを読んでいただけ
ノエル・ギャラガーにこき下ろされたアヴィーチーとデッドマウスがノエルにやり返している。 先週末のフジロックを最後にツアーを終えたノエルはスコットランドのT・イン・ザ・パーク・フェスティヴァルに出演した際の取材で、EDMについての不興を語っていてアヴィーチーについてNME誌に次のように語っている。 「アヴィーチーとか俺はなんも知らないから。でもってアヴィーチーについてなんかまったく知りたいと思わないから。なんかルネッサンス期の芸術家みたいな名前だよね。よく知らないけど、デヴィッド・ゲッタのバカ音楽みたいなやつ?」 さらにアヴィーチーが自分の前日のヘッドライナーだと知らされると「そんなに心配しなくても大丈夫だよ、俺がちゃんと翌日にはフェスを盛り上げられるから」と言い放っていた。 さらにラジオ局のXFMの取材に対しては「フェスティヴァルの行方についてはなんか先が思いやられる感じだよね。被り物かぶ
アルバムとしては、2枚目となるが、ここまでほぼ無名だったので、新人と呼んで良いと思う。現在24才ジョージア出身のTorres。最新作の『Sprinter』が、今年前半発売されたアルバムとして評判が良かった。 今年のSxSWでもそのライブが話題となった彼女は、デビューアルバムで注目され、シャロン・ヴァン・エッテンも彼女を前座に起用。また、PJハーヴェイのドラマー、プロデューサーとして活躍するロブ・エリスも彼女を気に入って、今作で彼女のプロデューサーすることとなった。 彼女のヘヴィな歌声とギター・サウンドが中心となり、歌われるのも、死や宗教観にまつまる彼女の正直な告白。最近ではあまりなかったヘヴィなサウンドと緊迫感が魅力。 こちらアルバムのタイトル曲ヴィデオ。
昨日、10-FEETを観に吉祥寺CLUB SEATAに行った時、 ラウンジの壁にあったフライヤー。 ウィークデーの夜、ライヴ・タイムにラウンジで、月イチくらいで、 SEATAのスタッフが中心になってDJイベントをやってますよ、 という告知で、そのイベントの名前が、この 「ヌルツケマツゲ」、らしいのですが。 「J-POP」「アニソン」「ロキノン」「オリコン」 「ロキノン」て。 そういえば、ダイノジのお友達か何かのDJチームで、 「関東ロキノン会」というのもありますよね。 「ロキノン」って、元々はネット上で生まれた言葉であり (たぶん最初は2ちゃんだと思う)、そもそも、 いい意味で使われる言葉ではありません。ディス語です。 なので、平気でtwitterとかに「ロキノン」と書くライヴカメラマンTEPPEIに、 「あのさあ、長年一緒に仕事してる会社に対してそれはないんじゃないか?」と、 説教したり
Mr.Children 『REFLECTION』 2015年6月4日発売 Mr.Childrenの最高傑作である。 デビュー以来23年間、他の追随を許さないトップランナーであるミスチルの作品に対して軽々しく「最高傑作」と言い切ることがどれだけ重いことかはわかっている。 その上で、あえてもう一度言うが、このアルバムはMr.Childrenの最高傑作である。 なぜか? なぜなら、このアルバムにはミスチルのすべてがあるからだ。 Mr.Childrenはこれまでもすべてを歌ってきた。 明るい希望も厳しい現実も、美しい愛も醜い欲望も、喜びも苦しみも、日常も非日常も、理想も打算も、生も死も、すべてを歌ってきた。 すべてを歌ってくれるバンドだから、彼らはつねにNo.1であり続けてきた。 でも、そんなミスチルにもやはりバイオリズムがあって、その時期ごと、アルバムごとに色が違った。 『深海』の色と『シフクノ
巻頭特集のリードでも短く簡潔に書いたが、本当にいつの間にかサササッとロック/ポップ・シーンは変わったのだ。 00年代の終盤あたりから2010年代にかけて、きわめてスムーズに、ある意味みんな平等に、新しいあり方へとアップデートしたのだ。 不思議といえば不思議だが、そういうことが起きたのである。 年が若いとか老いているとかは関係ない。 ポール・マッカートニーやニール・ヤングもその時期にあり方が更新された。 インディーとかメジャーとかも関係ない。まとめて自動更新されてしまったのだ。 それが何なのかと言えば、つまり一旦すべてが相対化されたのだ。 ロックのレジェンドも知る人ぞ知るインディー・アーティストも、 歴史ある大手レコード会社も新興インディー・レーベルも、 すべてがネットとスマホによってメガバイト単位の等価なコンテンツの一つとして相対化されたのである。 そして、相対化されたそれらのコンテンツを
既に、いろいろな所で報道されているが、3時間半ノンストップの大エンターテイメント・ショーだ。 このステージを観て思ったことを書きたい。 少しネタバレになるので、それでも良ければ読んでください。 新作「葡萄」発売後のツアーであり、タイトルも「おいしい葡萄の旅」となっているように、アルバム「葡萄」からの曲がたくさん演奏される。 「葡萄」からのシングル曲は、要所要所に配されてステージを盛り上げるが、多くの新曲はまとめて演奏される。その「葡萄」パートが、とても印象的だった。そこで感じたのは、「葡萄」の曲はこれまでのサザン・ナンバーとは違う、ということだ。 ジャパンの桑田佳祐インタビューでも、僕は話させてもらっているが、新作「葡萄」ではこれまでのサザンにはなかった言葉と世界観が歌われている。 そのことによって「葡萄」の曲は、これまでのサザンにはない新しさを持つことになった。 それが、新旧のナンバーが
ASIAN KUNG-FU GENERATION 『Wonder Future』 2015年5月27日発売 アジカンは発明家である。 四つ打ちってみんな普通に言うでしょう。もしくは、ロックを市井の文学として綴るアプローチ。 あるいは、「~だぜ」というダイレクトな呼び掛け。 みんな、この15年を通して、アジカンがその価値に気づかせてくれたものだ。 それぞれの誕生自体はアジカンの登場よりも前である。だが、そういったロックファクターを時代の中でジャストなものとして堂々と鳴らすのは、2000年代の日本においてはいつもアジカンだった。 アジカンはそうやって、ロックを僕たちにとって「近い」ものにしてくれたのである。 今シーンを沸かせているロックバンドでアジカンの影響を少しも受けていないバンドはいないだろう。 語弊を恐れずに言うなら、2015年的ロックの父親はアジカンをおいてほかにないと、そんなふうに僕
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