独ベルリン(Berlin)の「ベルリンの壁(Berlin Wall)」崩壊から9日で20年を迎える。ベルリンの壁は1961年8月13日、東ベルリン市民による西側への亡命を防ぐため、当時の東ドイツ政府が建設した。 ベルリンの壁の歴史について研究を行っている「August 13 Association」によると、西側へ亡命しようとして東ドイツの国境警備隊員によって射殺された人の数は、ベルリンだけで255人、全体で少なくとも938人に上るという。 1989年11月9日、東ドイツ・社会主義統一党(Socialist Unity Party)中央委員会の高官、ギュンター・シャボウスキー(Guenter Schabowski)政治局員が、出国の制限を撤廃すると発表したことで崩壊への流れが決定づけられた。 写真は、取り壊されるベルリンの壁を見る西ドイツ市民(1989年11月12日撮影)。(c)AFP/G