#とうとう3位まで勝点差6まで迫ってきた東京V。始めは手薄に感じられた戦力も、いまではJ2屈指のタレント集団に育ってきた。川勝監督の存在無くしては難しかっただろう。 前節は北九州に4-0と圧勝。しかし、川勝監督はあの試合でさえ満足していない様子だった。そこに、ヴェルディ躍進の鍵が隠されている。とにかく監督にブレがないのだ。シーズン前から目指すサッカーは一貫しており、どんな対戦相手でもその姿勢を崩さなかった。シーズン序盤は3連敗でスタート。中盤には1点しか取れない苦しい時期もあり、決して順風満帆でここまで来たわけではなかった。それにも関わらず、監督は選手を信頼し、選手もその期待に応えようと努力してきたのである。 練習中、強面の監督から厳しい声が飛ぶことがある。いわゆる「恐い監督」であるが、それだけでは選手は動かない。確かな理論があるからこそ選手はついていく。 「解説者のときから、ケツさ