'''脚本家のお仕事 大森寿美男(『精霊の守り人』『てるてる家族』など)に聞いた、NO 朝ドラ,NO LIFE ''' 2016年、早朝、ミュージカル仕立ての朝ドラ『てるてる家族』(03年)が再放送された。使用楽曲の版権の問題でソフト化してない作品だけに、本放送を見ていた人は改めて、見ていなかった人は新鮮な衝撃を受けながらこの凝った作品を楽しんだ。音楽をうまくつかった朝ドラというと『あまちゃん』(13年)が思い浮かぶが、その10年も前に『てるてる家族』のような挑戦が行なわれていたとは。脚本を書いた人は、1月21日からシーズン2がはじまる、大河ファンタジー『精霊の守り人』シリーズを手がけている大森寿美男。『精霊の守り人』は数々の文学賞を受賞している作家・上橋菜穂子の代表作を原作にしたもので、新たなドラマの可能性を切り開く作品だ。チャレンジングな作品に携わり続ける大森さんに、主に『てるてる家族