キエフ市内に残された「2人の赤ん坊」 現在、首都キエフ近郊はロシア軍に包囲され、各地で無差別的な攻撃が続いているとされる。国連人道問題調整事務所によると、侵攻がはじまった2月24日から3日3日までの民間人の死者数は331人、負傷者は675人と報じられている。だが、現地邦人によると「実際の死傷者はその数字をはるかに上回る」という。 そしてそんな緊迫したキエフ市内において、生まれて間もない2名の日本人の命に危機が迫っていた。キエフ在住の邦人が証言する。 「2人は生後間もない赤ん坊です。詳細は、万が一赤ん坊が特定された際、今後の人生に大きな影響がでるため控えさせてください。両親は共に日本人ですが、やむを得ない特殊な事情でウクライナ人女性と共におり、退院後に両親の元に戻る予定でした。 写真はイメージです ©iStock.com ところが退院の予定日前にロシア軍による侵攻が始まってしまったんです。そ