東京大学は29日、2015年秋から実施する推薦入試の概要を発表した。 ペーパーテスト中心の入試からの脱却を掲げ、面接を行うほか、高校時代の活動実績を書類選考で評価する。大学入試センター試験で一定の成績を挙げることも求める。学部によっては、国際数学オリンピックなどの受賞歴や、高い語学力のある受験生を対象にするなど、東大が求める“超・高校生級”の学生像を鮮明に示した。 東大の募集人員は約3100人。16年度入学者向けの2次試験から後期日程を廃止し、その分の定員100人を推薦入試に振り分ける。学部別では、工学部が30人程度。法、経済、文、理、農の各学部が各10人程度。教育、教養、薬、医の各学部が各5人程度。 推薦要件は、「成績が学校の上位5%以内」(法学部)、「探究学習の卓越した実績・能力」(教育学部)、「商品レベルのソフトウエア開発経験など、自然科学で卓越した能力」(理学部)などとし、特